PRONEWS https://jp.pronews.com https://jp.static.pronews.com/pronewscore/wp-content/uploads/2023/06/og.png PRONEWS https://jp.pronews.com/ https://jp.static.pronews.com/pronewscore/wp-content/uploads/2023/06/PRONEWS_230615.jpg Tue, 18 Feb 2025 19:28:25 +0000 ja (c) PRONEWS Co., Ltd. DJIのスマホ用ジンバル「Osmo Mobile 7P」レビュー。進化したトラッキングと内蔵三脚でスマホ撮影を強力サポート [OnGoing Re:View] https://jp.pronews.com/column/202502182203576094.html 576094 Tue, 18 Feb 2025 22:03:02 +0000 technology 2月18日、DJIからスマホ用のジンバル「Osmo Mobile 7P」が発売された。Osmo Mobileシリーズと言えば、スマホ用ジンバルの定番モデルで人気が高い。今回短い時間だがOsmo Mobile 7Pを試用する機会を得たのでレポートしたい。

2年半ぶりの新モデルは価格も良心的

Osmo Mobile 7Pは「Osmo Mobile 6」(2022年9月発売)の後継モデルということで、2年半ぶりの新モデルということになる。前モデル同様、延長ロッドやズーム用のダイヤルなどを備えている。新機能としては最新のトラッキング機能である「Active Track 7.0」や「多機能モジュール」への対応、三脚の内蔵、動作時間の延長などがあり高性能化が図られている。

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セッティングしたところ
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収納状態

価格は税込18,480円。Osmo Mobile 6のスタート価格が税込20,900円だったので、このご時世にリーズナブル感がある。ちなみに、下位モデルの「Osmo Mobile 7」という機種も同時に発売となっている。こちらは延長ロッドや側面のダイヤル、多機能モジュールの同梱が省略されたモデルだ。ちょうどOsmo Mobile 6に対する「Osmo Mobile 6 SE」のポジションと言える。価格は税込13,310円なので、価格重視ならこちらを選ぶのも手だろう。

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Osmo Mobile 7では側面のダイヤルがスライドスイッチに変更されている

スマホ用ジンバルはVlogといった用途を思い浮かべるが、PRONEWS読者のような映像制作者にとってもメインカメラとは別の手軽なBロール撮影用などとして有用なアイテムだ。例えば、インタビューの撮影中にOsmo Mobile 7Pで動きながら引き画を撮っておくといった使い方ができる。

Osmo Mobile 7シリーズはこれまで同様「DJI Mimo」というアプリに含まれているカメラ機能で撮影するのが基本の使い方となる。

一方、スマホではマニュアル主体で撮影できる「Blackmagic Camera」アプリが人気となっている。今回の環境ではBlackmagic Cameraの設定にある「音量ボタンで収録をトリガー」をONにすることでOsmo Mobile 7の録画ボタンを有効にすることができた。ハイレベルなカメラアプリと組み合わせることで、スマホ用ジンバルの活用範囲も広がりつつあると言えるだろう。

新たに三脚が内蔵

改めてOsmo Mobile 7Pを見てみると、サイズ感としては従来モデルを引き継いでいるが、重量は軽くなった。スマホクランプ込みで従来モデルが340gのところ、300gになったのも嬉しいポイントだ。

そして現場で使い勝手が高まるアップデートが三脚が内蔵されたこと。グリップ部分から引き出す方式なので、携帯性も損なわない(従来はアドオンタイプだった)。 Osmo Mobile 7Pならアドオンの三脚を付けていなくても一時的に置くことができて便利だ。これはRonin(RS)シリーズよりも便利な点だろう。

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コントローラー部分ではジンバルモードの切り換え、録画開始、スマホの縦横の切り換えや方向調整のジョイスティックがある。加えて、側面のダイヤルではズーム、マニュアルフォーカス、多機能モジュールのライトコントロールが可能となっている。

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    テキスト
※画像をクリックして拡大

ジンバルモードなどは同社共通のものなので、少しでもDJIのジンバルを使ったことがあればすぐに実戦投入できる。またオンスクリーンのチュートリアル機能も充実していて、初心者も使いやすいのではないかと思う。

    テキスト
※画像をクリックして拡大

加えてシーンに応じた撮影指南の機能もあり、画面の撮り方動画の真似をするだけで映えるカメラワークができるようになっている。

    テキスト
※画像をクリックして拡大
    テキスト
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簡単で使いやすいトラッキング機能

さっそくスマホ(Google Pixel 6a)を装着してみたが、マグネット式のクランプはかなりしっかりとスマホを固定してくれるので安心感が高い。スマホはケースを付けていてもそのまま固定できる。

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DJI Mimoアプリを起動させるとすぐにジンバルと接続されて撮影が可能になる。ジンバル自体はアームを展開すると自動で電源が入るので手間が少ない。

歩きながら撮影しても絵が安定しており、やはり手持ちとはまったく違った画が撮れる。一般的な3軸ジンバルで上下方向の補正はないため、上下の揺れが多少残るのは仕方のないところで、歩き方で工夫したいところだ。

歩きながら撮影

グリップの延長ロッドも試してみた。上に持ち上げるとかなりハイポジションから撮影ができるため、作例のように人混みでの状況撮影などがサッとできて良いと思う。ロッドを伸ばすと動かせる範囲が広がるので、画のバリエーションを増やせる点でも映像制作に向く機能と言えそうだ。

延長ロッドを伸ばして歩きながら撮影

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そしてトラッキング機能だが、被写体に向けると枠が出るのでトリガーボタンを押して被写体をセットする。すると多少ジンバルが違う方向を向いても、セットした被写体に自動で向いてくれる。人物の周りを回りながらといったカメラワークがしやすいだろう。

トラッキング

    テキスト
トラッキングを設定したところ
※画像をクリックして拡大

ダイヤルによるズーム機能も試してみた。ダイヤルなので望遠端までは何回か回す必要があるためビデオカメラのような滑らかなズームは難しいが、少し画角を調整したりするにはこのダイヤルが使いやすかった。作例では7倍までズームしているがデジタルズームなのでスマホの機種によっては結構画質が落ちる点には注意したい。

電源まわりも進化

同梱される多機能モジュールは、スマホクランプに取り付ける小型のアクセサリーだ。センサーを搭載しており、ジェスチャーによるトラッキング開始が可能となっている。手のひらをパーに向けるとトラッキングが開始され、Vサインで撮影が開始される。ダブルLでトラッキングを停止することができる。これらの3つの組み合わせ、またはトリガーによる操作も可能。

従来のDJI製品は、DJI Mimoアプリを通じてトラッキング対象を決定していた。しかし、Osmo Mobile 7シリーズでは、OM多機能モジュールを使用することで被写体を認識し、アプリを問わずトラッキングを利用できる。また、LEDライトも搭載されている。

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多機能モジュール

多機能モジュールは同社のワイヤレスマイク「DJI Mic mini」のレシーバーにもなっているので、話し声をしっかり撮れるのも心強い機能だろう。

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オプションのDJI Mic mini

今回のアップデートでは本体の動作時間も延びている。従来は6時間半ほどだったが、一気に10時間になったということだ。

加えて多機能モジュールとスマホをUSB接続し、ジンバル本体に電源を繋げることで、ジンバルとスマホの両方に給電が可能となっている。イベント記録など長時間のオペレーションもバッテリー切れの不安なくこなせそうだ。

武石修|プロフィール

1981年生まれ。2006年からインプレスのニュースサイト「デジカメ Watch」の編集者として、カメラ・写真業界の取材や機材レビューの執筆などを行う。2018年からフリー。iStockコントリビューター/DaVinci Resolve認定エンドユーザー

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DJI、スマホ用ジンバル「Osmo Mobile 7」シリーズ発売。ActiveTrack 7.0搭載、被写体を逃さない追跡性能 https://jp.pronews.com/news/202502182202576060.html 576060 Tue, 18 Feb 2025 22:02:47 +0000 technology DJIは、Osmo Mobile 7シリーズのスマホ用ジンバル「Osmo Mobile 7P」と「Osmo Mobile 7」を2025年2月18日に発売する。希望小売価格は以下の通り。

  • Osmo Mobile 7P:税込18,480円
  • Osmo Mobile 7:税込13,310円

この新世代のスマホ用ジンバルは、3軸スタビライズ機構とインテリジェントトラッキングを進化させ、Osmo Mobile 7PとOsmo Mobile 7の両方が、DJIの第7世代映像ブレ補正技術、ActiveTrack 7.0技術、そしてスマートフォンでシネマティック品質の映像を撮影するための一連のインテリジェント機能を備えている。

DJIのプロダクト エクスペリエンス ディレクターであるフェルディナンド・ウルフ氏は、次のようにコメントしている。

ウルフ氏:受賞歴のある映画製作者から短編コンテンツクリエイターまで、DJIはクリエイティブカメラ技術のエコシステムを拡大し、業界を前進させ続けています。Osmo Mobile 7シリーズの最新のインテリジェントトラッキングとカメラスタビライズ機構の進歩により、スマートフォンで美しいプロフェッショナルなコンテンツを撮影することがこれまでになく簡単になりました。

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Osmo Mobile 7P

Osmo Mobile 7Pは、Osmo Mobile 6の軽量でポータブルな堅牢なトラッキング機能を維持しながら、より強力な3軸スマートフォンスタビライザーを備えている。新しい多機能モジュールにより、クリエイターは被写体を簡単に追跡でき、複数の色温度と明るさレベルを統合したライトコントロールが含まれている。

多機能モジュールがマイク受信機として機能する場合、そのUSB-Cポートをスマートフォンに接続することで、高品質な音声伝送を実現し、さらにスマートフォンへの電力供給も可能だ。クイックなワンステップ展開、内蔵延長ロッド、そして内蔵三脚のおかげで、セットアップも簡単だ。

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Osmo Mobile 7

Osmo Mobile 7は同クラスで最軽量のジンバルで、重さは約300gだ。Osmo Mobile 7Pと同様に、コンパクトなデザインで使いやすいが、よりエントリーレベルの価格で提供されている。また、クイック展開、内蔵三脚、ワンステップ収納が可能で、多機能モジュール(別売り)をサポートする。

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多機能モジュールのパワー

多機能モジュールは、スマートフォンの標準のカメラアプリ、ライブ配信アプリ、その他のカメラアプリを使用して、クリエイターが被写体を簡単に追跡できるようにする。人混みの中でも正確にフォーカスを維持したり、一時的にフレームから外れた被写体が再び入った場合に再取得することができる。

このモジュールは、シンプルな磁気クリップでジンバルに簡単に取り付けることができ、ハンドジェスチャーを使用して写真を撮影したり、録画を開始または停止したり、トラッキングを有効化したり、構図を調整したりすることができる。

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モジュールに手のひらを見せることで、インテリジェントトラッキングを開始または停止する。「V」ジェスチャーをすると写真を撮影するほか、動画の録画を開始または停止することもできる。両手で「ダブルL」ジェスチャーをすると、被写体のフレーミングを調整する。

ActiveTrack 7.0:かつてないほどスマートに

DJI Mimoアプリとペアリングすると、Osmo Mobile 7シリーズはActiveTrack 7.0を使用できる。DJIの最も先進的な追跡技術として、ActiveTrack 7.0はジンバルが被写体をトラッキングし、その動きを自動的に追従するように調整する。混雑した環境やアクティブな環境でも可能だという。

スマートキャプチャはジンバルが複数の被写体をスマートに検出することを可能にし、ユーザーは簡単なタップで1つの被写体にロックオンしたり、別の被写体へ切り替えたりすることができる。スムーズなトラッキングにより、ジンバルは撮影者がフォーカスしたい被写体を正確に捉え、被写体が隠れたり急速に動いたりしても継続的に追跡を維持する。

その他の注目機能

  • よりシネマティックなコントロールのためのサイドホイール:クリエイターは焦点距離を調整して、より柔軟な構図とスムーズなズームを実現したり、マニュアルフォーカスに切り替えたりできる。さらに、長押しで補助ライトを操作できるようになり、明るさや色温度を簡単に調整することで、撮影体験がより快適になる。
  • Apple Watchに対応:DJI Mimoアプリを使用すると、クリエイターはApple Watchをジンバルのスマートリモコンとして使用し、撮影やカメラフィードをリモートで制御できる。
  • 最大操作時間は10時間
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利用可能なアクセサリー

  • DJI OM磁気クイックリリースマウント
  • DJI Mic Miniトランスミッター
  • DJI OM 7シリーズトラッキングキット
  • DJI OMグリップ式三脚
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Blackmagic Design導入事例:マンハッタンのダンス・パフォーマンス劇場「The Joyce Theater」の場合 https://jp.pronews.com/news/202502181737576651.html 576651 Tue, 18 Feb 2025 17:37:32 +0000 technology Blackmagic Designによると、マンハッタンの中心部にある472席のダンスおよびパフォーマンス劇場である「The Joyce Theater」が、公演のアーカイブを作成するために、Blackmagic Micro Studio Camera 4K G2および多数のBlackmagic Designコンバーターを使用しているという。アーカイブ映像は、舞踏団によって日々のメモとして、特定の公演の記録として、新人ダンサーやステージマネージャーへの教育用として使用されている。

1982年のオープン以来、The Joyceは、400を超える米国内外の舞踏団の本拠地となり、年間45~48週のシーズンを提供することでダンスコミュニティをサポートしてきた。これにより、年間15万人以上の観客に対して、多様性に富み、息を呑むような、高い人気の公演を行っている。

The Joyceの制作統括のジェフ・シーガル氏によると、同劇場は長年、公演を舞台正面から捉えたモニタリングフィードを基に高品質なアーカイブを作成してきたという。先日、そのワークフローが、Blackmagic Micro Studio Camera 4K G2、Teranex Mini - Audio to SDI 12Gコンバーター、HyperDeck Studio HD Plus放送レコーダー、様々なBlackmagic Design Mini Converterを使用して、デジタル収録フォーマットにアップグレードされた。

シーガル氏は次のようにコメントしている。

シーガル氏:以前は、VHSに録画してからDVDに録画していましたが、デジタルファイルの普及に伴い、ワークフローをアップデートしました。パンデミックの最中に劇場から配信を行っていた際にBlackmagic Designの製品について多く学んでいたので、Blackmagicの機器は信頼でき、求めているものが得られると確信を持っていました。

Blackmagic Design導入事例:マンハッタンのダンス・パフォーマンス劇場「The Joyce Theater」の場合

Blackmagic Micro Studio Camera 4K G2は、劇場後部の座席の最後列の上に配置され、舞台をワイドアングルで捉えている。同カメラはMini Converter SDI to Analog 4Kの単一のアナログ出力に接続され、そこからSDI分配ボックスに接続して、複数の場所にあるモニターにNTSC信号を送信している。コンバーターのSDI出力は、高品質の信号を処理できる2つの場所に分割されている。現在、これは1080p29.97に設定されている。

一つは、Mini Converter SDI to HDMI 3Gを使用してステージマネージャーのモニターに送信され、もう一方はオフィス内のMini Converter SDI Distributionに送信されている。この分配ポイントから、1080pの信号は楽屋のモニターに加え、音響コンソールからのオーディオ信号とカメラからのSDIフィードを統合しているTeranex Mini - Audio to SDI 12Gに送信されている。そこから、HyperDeck Studio HD Plusが収録を行い、ビデオ信号はHDMIでオフィス内のモニターに送信される。

Blackmagic Micro Studio Camera 4K G2が選定された理由は複数ある。コンパクトなデザインであるため出演者や観客の邪魔にならないだけでなく、まだ交換できない古い機器を使用しながら、劇場のワークフローを最新化でき、低照明に対応した4Kイメージセンサーとシネマライクなカラーサイエンスにより、劇場の公演の高品質な録画が得られるからだという。

Blackmagic Design導入事例:マンハッタンのダンス・パフォーマンス劇場「The Joyce Theater」の場合

また、同氏はBlackmagic Designの製品全体の使いやすさにも助けられているとコメントしている。

シーガル氏:Blackmagicの製品はすべて、互いに非常に良く機能するのでセットアップが楽になりました。また、収録中にメディアの種類を切り替えられる機能が気に入っています。

舞踏団からの収録のリクエストに加え、毎週行われているディスカッションシリーズ「Curtain Chat」をアーカイブすることもできます。Blackmagicの機器は使いやすいので、収録が必要になった際にThe Joyceのスタッフが準備に長時間を費やす必要もありません。

舞踏団がリハーサルや公演のアーカイブ収録を依頼してくる可能性はいつでもあり、一部の舞踏団は教育やトレーニングの目的でヘッドセットフィードを使用したアーカイブ収録を希望してくることもあるという。The Joyceは、公演のフィードを1つのチャンネルにパンし、ヘッドセットフィードを別のチャンネルにパンすることが頻繁にあるため、ステレオまたはモノラルで、オーディオフィードにヘッドセットフィードを追加するように設定している。これにより、舞踏団はヘッドセットフィードを付けるかどうかを任意で決めて、合図の練習とトレーニングができるようになっている。

シーガル氏:舞台正面のモニタリングカメラからのアーカイブ収録は、多くの舞踏団にとって大きなメリットです。

新しいセットアップによりワークフローが改善され、DVDからファイルの変換やリッピングに時間を費やす必要がなくなったため、当劇場で公演を行う舞踏団に対して、より良いサービスを提供できるようになりました。それどころか、ヘッドセット込みの収録は他にはないことが、このようにシステムをセットアップした理由です。

全体的に言って、Blackmagicの機器のおかげで、舞踏団からのニーズに迅速に対応できています。機材は信頼性が高く、頑丈で、手入れはあまり必要ありません。搭載している機能を考慮すると、価格も手頃です。小規模な芸術団体にとって、このレベルの品質の機材を購入することはほとんどの場合困難です。アーカイブ収録が得られることと、それに掛かる機器のコストのバランスが取れているため、舞踏団は多くのメリットが得られます。

Blackmagic Design導入事例:マンハッタンのダンス・パフォーマンス劇場「The Joyce Theater」の場合
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EIZO、映像制作向けHDR対応24.1型カラーマネージメントモニター発売[CP+2025] https://jp.pronews.com/news/202502181505576549.html 576549 Tue, 18 Feb 2025 15:05:20 +0000 technology EIZO株式会社は、映像制作向けのHDR表示に対応した24.1型カラーマネージメント液晶モニター「ColorEdge CG2400S」を2025年4月17日に発売する。同社オンラインストアでの販売価格は税込195,800円。

ColorEdge CG2400S(以下:CG2400S)は、現行の「ColorEdge CG2420-Z」の性能を大幅に進化させた後継機種で、プロフォトやデザイン、印刷に加え、3DCG、映像制作まであらゆるクリエイティブワークに適しているという。

これまで映像制作向けのHDR表示は、同社の27型以上のプロフェッショナル向けモデルで対応していた。CG2400Sは、よりコンパクトなサイズでの対応のニーズに応え、24.1型・1920×1200解像度で初めてHDR表示に対応。映画や放送の国際規格に準じる専用カラーモードも標準搭載することで、幅広いコンテンツの編集・プレビューを可能にする。

環境配慮の取組みとして、ColorEdgeシリーズで初めて製品の外装に再生プラスチック材を使用。その使用率はEIZOモニターにおいて高水準の85%だ。限りある資源の有効活用、環境循環を推進する。

また、入力端子に新たにUSB Type-Cを搭載。USB Type-Cケーブル1本で接続するだけで、画面表示、USB信号の伝送に加え、ノートPCへの70Wの給電が可能だ。クリエイターに求められる正確な色表示を実現する各種性能は、現行機種を踏襲している。

前機種からの進化ポイント

HDR表示に対応[映像制作向け]

放送向けの「HLG方式」と、配信・映画制作向けの「PQ方式」、両方のHDR入出力特性に合った表示ができるため、あらゆるHDRコンテンツの制作・色確認作業に適している。「HLG方式」はHDRの国際標準規格であるITU-R BT.2100に、「PQ方式」はITU-R BT.2100およびSMPTE ST 2084に準拠している。

USB Type-Cを搭載し、ケーブル1本でノートPC接続・70W給電が可能

USB Type-Cケーブル1本の接続で、ノートPCへの70Wの給電、映像の表示、USB信号の伝送が可能だ。MacBook Air/Mac Book Pro(14インチ)等にも給電でき、電源アダプタを接続する手間を省き、机上がケーブルで煩雑にならない。

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コントラスト比向上

DCI規格に準拠した高コントラスト比1800:1を実現している。さらに画面にリタデーションフィルムを採用し、斜め方向から見たときに生じるバックライトの光漏れを低減。白浮きを抑え引き締まった深い黒色が表現でき、映像制作など暗所での使用に有効だとしている。

DCI-P3、BT.2020を含む専用カラーモードを搭載[映像制作向け]

デジタルシネマ規格である「DCI-P3」の色域を98%カバーする広色域表示を実現。4K/8K放送の色基準となる「BT.2020」に準拠したカラーモードも搭載している。カラーモードはモニター前面のボタンから簡単に切り替えでき、用途や制作プロジェクトに応じた色管理を手間なく行えるという。

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3D-LUTを活用した正確な色表示[映像制作向け]

画像表示において特定の色をRGB立体上で個別に調整できる3D-LUTを搭載。ColorEdge専用のカラーマネージメントソフトウェア「ColorNavigator 7」のエミュレーション機能を使い、映画フィルムの特性ファイルである3D-LUTファイルを適用した表示が可能だ。

カラー設定が自動で切り替わる「Sync Signal機能」を搭載[映像制作向け]

入力信号のメタデータに連動して、モニターのカラー設定(輝度・ガンマ(EOTF)・色域)の切り替えを自動で行う「Sync Signal機能」を搭載。映像制作において複数の異なるプロジェクトを同時に進行する際に、手動でカラー設定を切替える必要がないため、設定ミスを抑止し、正しい色表示のもと安心して作業に取り組める。

設定ミスによる制作業務の手戻りを防ぐPixel Inspection機能を搭載[映像制作向け]

モニター画面上で指定した座標における入力データの色情報を取得できる機能を搭載。モニター前面のスイッチ操作で実行できるため、作業をしながら簡単に色情報を取得できる。

その他

使いやすい側面に4つのUSBポートを装備。標準で同梱する遮光フードのデザインをノイズレスに一新した。

環境に配慮した製品づくり

ColorEdgeシリーズで初めて製品の外装に再生プラスチック材を使用しており、その使用率はEIZOモニター全体の中でも高水準の85%だ。使用済みプラスチックをリサイクルした再生プラスチックを活用することで、廃棄プラスチックの削減に貢献し、限りある資源の有効活用、資源循環を推進する。さらに製品を保護する梱包材に段ボールや新聞紙をリサイクルしたパルプ緩衝材を採用。ケーブルも、ビニール袋の代わりに紙で保護するなど、脱プラスチックも推進している。

前機種を踏襲する特長

Adobe RGB色域を99%カバーする広色域表示

Adobe RGBをほぼカバーする広色域に対応。Adobe RGBで撮影・現像したデータの色を正しく表示できる。例えば鮮やかな青空、新緑の緑色など、sRGB相当の一般的なモニターでは再現しきれない色まで忠実に再現する。また、印刷業界の標準色であるJMPAカラー、Japan Colorもカバーしているので、印刷前から出力紙の色味をモニター上で確認できる。

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その他

  • A4見開き実寸+ツールパレットが収まる広い作業領域
  • 測定精度の高いキャリブレーションセンサーを内蔵し、手間なく正確に表示を調整
  • 豊かな色再現をかなえる10-bit表示に対応
  • 独自のユニフォミティ補正回路により、画面の隅々まで均一に表示
  • 見る角度による色変化が少ないアンチグレアIPSパネル
  • モニター画面と写真プリントの色合わせソフトウェア「Quick Color Match」に対応
  • 高精度な表示調整ができるカラーマネージメントソフトウェア「ColorNavigator 7」に対応
  • ネットワークカラーマネージメントソリューション「ColorNavigator Network」に対応
  • 5年間保証に加えて、購入から6か月の無輝点保証を用意

CG2400Sは、2月27日(木)~3月2日(日)にパシフィコ横浜にて開催される「CP+2025」で初展示する(ブースNo.77)。

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サンワサプライ、PoEインジェクター「LAN-GIHINJ6」発売。既存のネットワークに追加するだけで最大75WのPoE給電が可能 https://jp.pronews.com/news/202502181326576451.html 576451 Tue, 18 Feb 2025 13:26:38 +0000 technology サンワサプライ株式会社は、IEEE802.3bt(Class 7)規格に対応し、最大75WのPoE給電が可能なPoEインジェクター「LAN-GIHINJ6」を発売した。同製品をPoE非対応のネットワークに追加することで、LANケーブルのみでPoE受電対応機器に信号伝送と電力供給が可能になる。消費電力の大きいドーム型PoEカメラや無線アクセスポイントなどへのPoE給電に最適だという。また、電源内蔵タイプのため、電源ケーブルのみで簡単に設置が可能。標準価格は税込25,300円。

機器への電源供給に役立つ「PoE」とは?

PoEとは、LANケーブル1本で、データ通信と電力供給ができる技術のこと。PoE受電対応機器であればLANケーブルを電源代わりに使用できるので、コンセントのない場所でも使用できる。

PoE非対応のネットワークでも、PoE給電が可能に

PoE非対応のネットワークに同製品を加えることで、LANケーブルのみでPoE受電対応機器に信号伝送と電力供給が可能となる。

IEEE802.3bt(Class7)対応で、最大75WのPoE給電が可能

IEEE802.3bt(Class7/最大75W)の給電に対応しており、消費電力の大きいドーム型PoEカメラや無線アクセスポイントなどへのPoE給電に最適だという。

ギガ転送に対応

10/100Mbpsと比較すると、より速いデータ転送が可能だという。また、IPカメラ等の映像転送にも最適だという。

壁面への設置が可能

本体には壁面取り付け用のフック穴が装備。

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CP+2025開催直前、注目ブースまるわかり特集 レンズ編 Vol.03 [CP+2025] https://jp.pronews.com/special/202502181309576246.html 576246 Tue, 18 Feb 2025 13:09:43 +0000 technology

CP+における注目のシネマレンズメーカーを紹介する。近年のCP+では、勢いのある中国レンズメーカーの出展が目覚ましい。これらのメーカーは、革新的な新製品を次々と発表しており、業界に新たな風を吹き込んでいる。各メーカーのブースでは、驚くべきレンズ新製品が展示され、中にはCP+で初めて公開される製品も数多い。これらのレンズは、新しい表現を追求するクリエイターにとって見逃せない存在である。

01 サイトロンジャパン/LAOWA [#84]

スチル/シネマ用新製品、実機展示

光学製品を幅広く取り扱う同社だが、なかでも「LAOWA」からはスチル用、シネマ用の新製品とユニークで豊富なレンズ群を大量に実機展示する。タッチ&トライコーナーも充実。

人気のマクロプローブや豊富なラインナップを誇るアナモフィックレンズ、コンパクトなシネズームレンズ、新製品のティルト・シフトレンズや超薄型の超広角パンケーキスタイルレンズなど、創作意欲を掻き立てられる製品を展示する。意欲的な参考出品も出展予定。

■出展製品
・フルフレームマクロプライムレンズ群「LAOWA Sword FF Macro Cine」シリーズ
・フルフレームアナモフィックレンズ 「LAOWA Nanomorph LF」シリーズ
・フルフレームコンパクトシネズーム「LAOWA Ranger FF」シリーズ
・フルフレームミラーレスカメラ用ティルト・シフト等倍マクロレンズ「LAOWA 55mm&100mm F2.8 Tilt-Shift 1x Macro」
・パンケーキスタイルのフルフレームミラーレスカメラ用超広角レンズ「LAOWA 15mm F5 Cookie FF」

02 SIRUI JAPAN [#13]

アナモルフィック&フルフレームAFレンズ

詳細な出展内容は未定であるが、おそらく「SIRUI 40mm S35 T1.8 1.33x オートフォーカスアナモルフィックレンズ」が展示されるだろう。フルフレームオートフォーカスレンズの「SIRUI Aurora 85mm F1.4」も注目に値する。非球面レンズ、EDガラス、HRIガラスを採用し、画質を向上させながらも、重量はわずか540gに軽量化されている。

03 RAID [#19]

今年は倍のスペースでRED KOMODO 6KやThypoch新レンズなど注目のシネマ機材を展示

今年は昨年の倍のスペースを確保。プロ機材ドットコムと共同出展する。RAIDコーナーでは、RED Digital Cinema「KOMODO 6K」、シネマレンズのThypoch新レンズ、EXASCENDメモリカードを展示。プロ機材ドットコムコーナーでは、背景幕、バルーンLEDライト、省スペース配信システムを展示する。

■出展製品
・KOMODO、KOMODO-X、V-Raptor、V-Raptor[x]
・RED+Siriusシステム
・Simera 21mm、28mm、35mm、50mm、75mm
・Exascend CFexpressカード各種
・Colorado Tripod Aspen Ballhead

■特設サイトリンク
CP+2025RAIDブース特設サイト

04 LK SAMYANG [#89]

高速AFと軽量設計が織りなす、新たな映像表現

ケンコー・トキナーが輸入販売するSAMYANGだが、ケンコー・トキナーから独立して出展する。フィルムコンパクトカメラの写りを再現した「Remaster Slim」やシネマカメラ「V-AFシリーズ」を展示。V-AFは高速で静かなオートフォーカス、軽量設計を特徴としている。

■出展製品
・Remaster Slim
・V-AFシリーズ

05 焦点工房|K&F Concept/TTArtisan/VILTROX [#49]

あらゆる撮影ニーズに応えるレンズソリューション

焦点工房(関連会社の2ndfocus、映像嵐も含む)取り扱いの中国製カメラレンズ、マウントアダプター、アクセサリーを中心に展示する。 近年躍進を見せるAFレンズからは、大口径の単焦点レンズを中心にラインナップする。MFレンズについては、幅広い焦点域、趣味性の高いライカMマウントの高級レンズやユニークなボケのレンズなども展開する。

マウントアダプターは、レンズ側、マウント側とも多様なニーズに応えることができるラインナップを揃える。近年話題の、他社製のAFレンズをAFで使用できる電子マウントアダプターも展開する。また、多数の写真家、インフルエンサーを招いての講演を開催予定。

■出展製品
・LIGHT LENS LAB(ライトレンズラボ)M 35mm f/2
・TTArtisan 75mm f/1.5 M42マウント ぐるぐるボケ
・中一光学 SPEEDMASTER 80mm F1.6
・SHOTEN XTZ
・SG-image 18mm F6.3 ウルトラシンレンズ

06 タムロン [#87]

タッチ&トライで最新レンズを体験

会場イベントでは、2024年に発売した最新レンズを手に取って試せる「タッチ&トライカウンター」、人気の写真家やクリエイターによる「タムロンイベントステージ」など、さまざまなコンテンツを予定している。「タッチ&トライカウンター」中央には、この場でしか体験できない撮影の時間を楽しめるような、特別な被写体ステージを用意する。

オンラインイベントでは、タムロンCP+特設サイトを公開し、2024年発売機種の製品紹介動画、写真家インプレッション動画、記事コンテンツを公開する。また、会場イベントに関する情報についても公開する。

■出展製品
・50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD(Model A069)
・28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD(Model A074)
・90mm F/2.8 Di III MACRO VXD(Model F072)

■関連情報

2月12日公開:タムロン、CP+2025で「ゴジラ」とのコラボレーションブースを展開

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CP+2025開催直前、注目ブースまるわかり特集 記録メディアメーカー編 Vol.02 [CP+2025] https://jp.pronews.com/special/202502180900576006.html 576006 Tue, 18 Feb 2025 09:00:51 +0000 technology

CP+2025は、記録メディアの最前線を体感する絶好の機会である。本稿では、次世代規格であるCFexpress 4.0やThunderbolt 5になどに対応した、CP+2025に出展する注目の記録メディアメーカーを紹介する。各社ブースでは、これらの最新規格に対応した記録メディアの展示が予定されており、そのパフォーマンスを体感できる。

01 レキサージャパン [#66]

Lexar SL500 Portable SSD & ARMORシリーズ カード

SSDの「Lexar SL500 Portable SSD」や金属素材を採用したストレージカード「ARMOR GOLD SDXC UHS-IIカード」「ARMOR SILVER PRO SDXC UHS-IIカード」が展示される。特にARMORシリーズは注目。優れた耐久性を実機で体験したい。

02 SUNEAST(旭東エレクトロニクス) [#27]

高品質メモリカードブランド「SUNEAST ULTIMATE PRO」を体験

ULTIMATE PRO BLACK SERIES CFexpress TypeB Card

SUNEAST ULTIMATE PROは、ユーザーの満足を第一に考える日本国内のメモリカードブランドだ。デジタルの進化が加速する現代において、高品質なメモリカードを提供し、ユーザーの大切な記憶を安心して保存できる製品を展開している。

ブースでは、SUNEAST製品の実機体験が可能で、まだ使用したことのないユーザーにもその性能を確かめてもらう機会となる。また、新商品やプレゼント企画も予定しており、来場者に向けた特典も用意されている。

■出展製品
・ULTIMATE PRO BLACK SERIES CFexpress TypeB Card
・ULTIMATE PRO GOLD SERIES CFexpress TypeB Card
・ULTIMATE PRO GOLD SERIES SDXC UHS-II Card
・参考出品(開発中):WorkStation(ドック)
・参考出品(開発中):Snapfit(スマホケース)

03 OWC [#38]

最新CFexpressカードとThunderbolt 5 SSDを展示

OWCブースでは写真家や映像制作者などプロの現場でも使用されているOWC AtlasシリーズCFexpressカードやカードリーダー、ポータブルSSDなど、撮影から編集におけるワークフローをサポートする製品展示を行う。

また、製品展示だけではなくプロの写真家の作品を展示した小さなギャラリーも演出し、OWC Atlasメモリーカードが活用された作品を観覧することができる。さらにCP+2025期間中、アマゾンOWC直営公式ストアでは特別価格販売を行い、来場者特典も用意する。

■出展製品
・Atlas Ultra CFexpress 4.0メモリーカード
・Atlas CFexpress 4.0カードリーダー
・Envoy Ultra Thunderbolt 5 SSD
・Thunderbolt 5 Hub
・Thunderbolt 4 ドッキングステーション

04 Nextorage [#50]

プロの技から学ぶ、メモリーカード活用術

一人ひとりの撮影スタイルに最適なメモリーカードを選べるよう、各製品の特徴に焦点を当てたイベント・展示を予定している。「フォトグラファーによる撮影セミナー」「スポーツフォトグラファーによるダンス撮影のデモンストレーション」「コスプレ撮影テクニック紹介&フォトセッション」などの企画に注目だ。

■出展製品
・CFexpress Type Aメモリーカード 新製品/NX-A1PRO/NX-A1SE
・CFexpress Type A用メモリーカードリーダー NX-SA1PRO
・CFexpress Type Bメモリーカード NX-B2PRO/NX-B3AE/NX-B3SE
・CFexpress Type B用カードリーダー NX-SB1PRO
・SDXC UHS-IIメモリーカード NX-F2PRO/NX-F2SE

05 Angelbird [#78]

オーストリア発、高性能記録メディアのリーディングカンパニー

Angelbirdは、プロフェッショナル向けの記録メディアを開発するオーストリアのブランドである。ARRIやREDといった映画業界の主要カメラメーカー向けに純正メモリーカードを供給し、卓越した耐久性と安定性を誇る。

CP+ 2025では、最新のCFexpress 4.0シリーズ「AV PRO CFexpress A v4」「AV PRO SE CFexpress B v4」や、外出先で作業するクリエイター向けに設計された超コンパクトなカードリーダー「Card Reader PKT」を展示。

■CP+ 2025展示製品
・AV PRO CFexpress A v4
・AV PRO SE CFexpress B v4
・Card Reader PKT

■公式サイトリンク
Angelbird公式サイト

■関連情報

2月12日公開:Angelbird、「AV PRO SE CFexpress B v4」発売

2月12日公開:Angelbird、「Card Reader PKT」シリーズ発売

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KPI、Tokinaシネマ新シリーズ「VISTA-C」開発発表。美しい赤と青のフレアなど、モダンクラシックな表現を提供 https://jp.pronews.com/news/202502171902576150.html 576150 Mon, 17 Feb 2025 19:02:44 +0000 technology ケンコープロフェショナルイメージングは、クラシカルな描写を特徴とし、表現の幅を一層広げることができるTokinaシネマレンズの新シリーズ「VISTA-C」開発に伴い、2025年2月18日より先行予約受付を開始する。

9本セット(18mm、25mm、35mm、40mm、50mm、65mm、85mm、105mm、135mm)での販売を予定で、価格や出荷開始とも未定。先行予約は2025年2月18日より受付開始される(詳しくは担当営業まで要問合せ)。

製品特徴

TokinaシネマレンズVISTA-Cシリーズは、定番人気のオリジナル「VISTA」シリーズをベースに、新しい光学エレメントとコーティングにより独自の視覚表現を可能にしたレンズ。18mm、25mm、35mm、40mm、50mm、65mm、85mm、105mm、135mmの9本をラインアップ。いずれのレンズも、T1.5の明るい開放値となっている(9本セットでの販売となる)。

最新の機能を備えつつ、既発売の「VISTA-P」シリーズのような強めの球面収差ではない微妙なフィールドの歪み、柔らかいエッジ、心地よいボケ、自然な周辺の落ち込み、美しい赤と青のフレアなど、モダンクラシックな表現を提供する。

VISTA-Cは、先行のVISTAシリーズと同様46.7mmの大きなイメージサークルを持ち、VistaVisionフォーマットを含むほとんどのシネマカメラのセンサーに対応する。焦点距離18mm、25mmを除く35mm以上のレンズは、Alexa 65 Open Gateを含むさらに大きなフォーマットで使用できるイルミネーションサークルを備えている。

既存のVISTA、VISTA-Pシリーズと組み合わせたり、あるいはVISTA-Cを単独で使用して、新しく個性的な映像へと表現の幅が広がるとしている。

VISTA-Cの「C」は、クラシック(Classic)を意味する。

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CP+2025開催直前、注目ブースまるわかり特集 カメラメーカー編 Vol.01 [CP+2025] https://jp.pronews.com/special/202502171236573025.html 573025 Mon, 17 Feb 2025 12:36:20 +0000 technology いよいよ2週間後に迫ったCP+2025の開幕。横浜で開催されるCP+2025は、最新のカメラ、レンズを見て試せる一年で最も重要なイベントの一つである。そんなCP+から注目のカメラメーカーの出展内容を紹介しよう。

01 キヤノン/キヤノンマーケティングジャパン [#04]

キヤノン史上最大規模のブースで最先端の映像技術を体験

キヤノンブースイメージ

キヤノン史上最大規模のブースを設け、静止画・動画から3Dイメージングまで、豊富な製品・技術を展示する。「EOS R1」「EOS R5 Mark II」などの最新カメラ・レンズを実際に手に取り、バスケ・チアダンスを被写体にした躍動感あふれる撮影体験が可能だ。さらに、VRやMRを活用した最先端の映像技術も紹介。

写真家・映像クリエイターによる各種セミナーのほか、動画制作の魅力を伝える「Video Creation Zone」など、多彩なコンテンツを用意している。

■出展製品
・EOS C400
・EOS C80
・EOS R1
・EOS R5 Mark II
・RF70-200mm F2.8 L IS USM Z

■特設サイトリンク
CP+2025キヤノンブース特設サイト

02 富士フイルム [#03]

GFX/Xシリーズやいま話題のINSTAX「チェキ」を展示

GFX/Xシリーズのデジタルカメラ、instax「チェキ」、写真プリント関連製品・サービスを紹介する。フォトグラファーやビデオグラファーをはじめとした各分野の第一線で活躍するプロフェッショナルのトークショーやワークショップを毎日開催。見て触って写真の楽しさを体感可能としている。クイックメンテナンスサービス、一部ワークショップは事前予約制。詳細は特設サイトへ。

■出展製品
・X-M5
・XF500mmF5.6 R LM OIS WR
・GF500mmF5.6 R LM OIS WR
・"チェキ"instax WIDE Evo+precious(プラスプレシャス)

■特設サイトリンク
CP+2025富士フイルムブース特設サイト

03 ニコン/ニコンイメージングジャパン/ニコンビジョン [#02]

NIKKOR Z 35mm f/1.2 S & Zシリーズ最新機種を体感

新製品「NIKKOR Z 35mm f/1.2 S」や、2024年に発売したミラーレスカメラ「Z6III」、「Z50II」など、製品ごとに魅力を体感できる撮影体験コーナーを用意。様々なジャンルで活躍する人気映像クリエイター・フォトグラファーのステージ、出演者が撮影した映像・写真作品の展示を楽しめる。

その他、映像クリエイターに向けた「VIDEO CREATOR AREA」ではRED Digital Cinema, Inc.のデジタルシネマカメラ展示やRED監修N-Log用LUTを体験することも可能。

■出展製品
・Z6III
・Z50II
・Z8
・NIKKOR Z 35mm f/1.2 S
・NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena

■特設サイトリンク
CP+2025ニコンイベントのご案内

04 ソニー/ソニーマーケティング [#01]

スポーツ撮影からポートレートまで!技を学べるセミナー開催

パシフィコ横浜での会場イベントに加え、オンラインイベントのハイブリッド形式で開催する。αシステムを使い、常に新しい表現を切り拓いてきたクリエイターによるスペシャルセミナーとワークショップは会場、オンラインのいずれでも視聴可能。

会場ブース内では、テコンドーや剣道、トリッキングといったスポーツシーンやポートレートなど様々な被写体を揃えているほか、「α9 III」のグローバルシャッターによる全速フラッシュ同調体験など多くの撮影体験を楽しむことができる。

■出展製品
・α1
・α9 III
・FX3
・FE 28-70mm F2 GM
・FE 300mm F2.8 GM OSS

■特設サイトリンク
CP+2025ソニーブース特設サイト

05 LUMIX(パナソニック) [#88]

GH7 79時間耐久Recに挑戦!プロの技を間近で体感できるセミナーも開催

LUMIXブースでは、描写性能としてのLUMIXの持つ色表現を存分に体感いただけるハンズオンや、多数の交換レンズを試せるタッチ&トライコーナーを設けている。また、毎年好評の自然光下での撮影体験を提供するフォトウォークも実施する。

加えて、豊富なフォトスタイルやリアルタイムLUTなど、絵作りの楽しみ方の発見につながるような気鋭のクリエイターやパナソニック社員によるセミナーやワークショップを開催する。さらに、皆様の創作活動を下支えする信頼性のある基本性能として、手ブレ補正、ハイブリッドズーム、放熱設計、アプリ連携などの体感デモも準備している。

■出展製品
・DC-S9
・DC-GH7

■特設サイトリンク
CP+2025パナソニックブース特設サイト

06 OMデジタルソリューションズ [#86]

会場で最新機種「OM-3」を体験

会場イベントでは2月6日に発表した、「OM SYSTEM OM-3」と「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II」「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 II」「M.ZUIKO DIGITAL 100-400mm F5.0-6.3 IS II」レンズに加え、OM SYSTEMの最新ミラーレス一眼カメラやレンズを実際に手に取って体感が可能。

また、OM SYSTEMブースではOM SYSTEMを使う人気写真家のトークショーを多数開催する。オンラインイベントでは、CP+2025 OM SYSTEMステージ(パシフィコ横浜)の模様をYouTubeLive配信するのに加え、CP+2025に合わせ新たに収録したオンライン動画コンテンツを配信する。

■出展製品
・OM SYSTEM OM-3
・M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II
・M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 II
・M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS II
・OM-1 Mark II

■特設サイトリンク
CP+2025 OMデジタルソリューションズブース特設サイト

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Blackmagic Design導入事例:ビデオ制作会社「Clear Life Media」の場合 https://jp.pronews.com/news/202502170803574874.html 574874 Mon, 17 Feb 2025 08:03:10 +0000 technology Blackmagic Designによると、Clear Life Mediaがアメフトおよび格闘技の放送とライブ配信にBlackmagic ReplayおよびDaVinci Resolve Replay Editorを導入したという。この新しいソリューションは、受賞歴のあるメディア制作会社である同社のBlackmagic Design製品でのみ構成されたワークフローに組み込まれ、リプレイをプロモーションビデオ、タイトル、SNSへの即時のアップデートにすばやく変換している。

テキサス州で最も急速な成長を遂げているビデオ制作会社の一つである同社は、当初は地元の小規模な作品を手掛けていたが、現在は格闘技のライブ配信において引くてあまたの制作会社となっている。同社では、同社独自のオンデマンドチャンネル「Clear Life Combat」での高品質なマルチカムによる撮影や、高校のアメフトの試合を放送する人気番組「Game of the Week」の制作を行っている。

同社は最近、配信、テレビ、ポッドキャスト用の185平方メートルのスタジオと、新しいファイバーベースの中継車の構築を終えた。いずれも、Blackmagic URSA Broadcast G2カメラ、Blackmagic Studio Camera 6K Pro、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kデジタルフィルムカメラ、ATEM Constellation HDライブプロダクションスイッチャー、Blackmagic Studio Fiber Converter、編集、グレーディング、VFX、オーディオポストプロダクション・ソフトウェアであるDaVinci Resolve、HyperDeck Studio HD Miniディスクレコーダー、UltraStudio 4K Miniキャプチャー・再生デバイス、Blackmagic Cloud Store、NASソリューションであるBlackmagic Cloud Pod、Blackmagic Web Presenter 4K配信エンコーダーを含むワークフローで構成されている。

Blackmagic Design導入事例:ビデオ制作会社「Clear Life Media」の場合

同社のオーナー兼制作責任者であるカート・キャスパー氏は、2019年以来Blackmagic Designの製品を使用している。同氏は2024年秋にBlackmagic Replayを「Game of the Week」で使用し始めた。同番組は、単なる試合の中継ではなく、両校の教師、生徒、コーチへのインタビューを含めた、深く掘り下げた内容となっている。

キャスパー氏は次のようにコメントしている。

キャスパー氏:Blackmagic Replayを導入する前は、リプレイを使用する経済的な余裕がなく、自分達が意図する作品の出来ではありませんでした。Blackmagic Replayのメリットはすぐに現れ、すでに所有していたBlackmagicの別の製品を活かして、簡単にリプレイを導入できました。

この追加導入により、オスカー・デ・ラ・ホーヤのゴールデンボーイや11月のプロ&アマチュアMMA、キックボクシングのElevate Fight Night 5など、州や全国規模のより大きなイベントの制作もできるようになりました。

同社はDaVinci Resolve Replay Editorハードウェア・コントロールパネルを使用して、リプレイとマルチカム編集を組み合わせている。これにより、同社はリプレイをライブで放送できるだけでなく、そういったリプレイを他の用途にすばやく変換できるようになった。

Blackmagic Design導入事例:ビデオ制作会社「Clear Life Media」の場合

異なるスタッフと仕事をすることが多い同氏にとって、使いやすさは重要だった。

キャスパー氏:Blackmagic ReplayとReplay Editorは使い方が本当に簡単です。とても簡単だったので、リプレイの新しい担当者に操作方法を教えて、イベント当日、高校での放送で任せることができました。

弊社では多数のSNSでリプレイをすぐに使用できることが、他社と一線を画している点です。最近、総合格闘技の配信中にいくつかのノックアウトがあったのですが、その瞬間を捉え、リプレイを作成し、Resolveのタイムラインに追加しました。その後、タイムラインのクリップを縦長にする簡単な調整を行い、YouTubeとInstagramにアップロードしました。この格闘家からは、試合後に携帯電話を見たら、すでにビデオにタグ付けされていることに気づいたと言われました。弊社の作業の速さに驚いていました!

格闘技の制作で最も重要な点は、決定的な瞬間に備えることです。

弊社は、すべてを逃さず捉えるために、リングの周辺と上部にBlackmagicのカメラを配置することに関してのエキスパートとなりました。Blackmagic Replayでは、苦労して手に入れた映像を使用して、さらに多くのことができます。試合の映像をすぐにSNSに投稿できるようにすることで、ペイ・パー・ビューの宣伝となり、収益と放送の認知度の向上につながります。

Blackmagic Replayで将来的に導入したいことの一つが、アリーナにエディターを配置し、放送している映像からクリップを得て、SNSに投稿することです。これは放送とは別のリプレイになるでしょう。Blackmagic Cloud Podを使用しているので、同じネットワーク上であれば誰もがDaVinci Resolveのフッテージにアクセスできるからです。

Blackmagic Design導入事例:ビデオ制作会社「Clear Life Media」の場合
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ティアック、「CP+2025」出展。動画向けの最新音声レコーダーやタイムコードジェネレーターを展示 [CP+2025] https://jp.pronews.com/news/202502162343575796.html 575796 Sun, 16 Feb 2025 23:43:11 +0000 technology TASCAMは、2025年2月27日から3月2日にかけてパシフィコ横浜で開催されるカメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2025」に出展する。出展名は「ティアック TASCAM」、ブース番号は「79」。

ティアック TASCAMブースでは、ビデオグラファーに向けて、動画音声の品質向上や編集作業の効率化をサポートする録音機材の展示を行う。新製品のタイムコードジェネレーター搭載2ch音声レコーダーをはじめ、2025年1月に発売した音割れしない32ビットフロート録音対応の音声レコーダー、カメラにプロ用マイク入力を拡張するマイクアダプターなど多数展示予定で、実際に機材に触れて操作感を体験することが可能。

また、「CP+2025」のオンラインイベントでは、ビデオグラファーに向けた新製品の音声レコーダーの活用方法、タイムコードジェネレーターを使用した運用例を紹介するウェビナーを開催する。動画音声のアップグレードや、タイムコード同期に興味がある場合はウェビナーにぜひ参加してほしいとしている。

主な展示製品

タイムコードジェネレーター搭載、32ビットフロートレコーダー「FR-AV2」

タイムコードジェネレーターを搭載したコンパクトな2chフィールドレコーダーである。タイムコード入出力を備えることで、外部デバイスを増やすことなく映像収録におけるタイムコード同期システムの構築が可能。また、音声をワイヤレスでモニタリングすることが可能なほか、複数台のリモート制御やワイヤレスタイムコード同期にも対応する(別売り「AK-BT2」が必要)。

32ビットフロート録音に対応した定番ハンドヘルドレコーダー「DR-05XP」「DR-07XP」

入力レベルを細かく設定することなく音割れしない録音が可能な32ビットフロートでステレオ録音ができるほか、DSLRカメラへの音声出力や映像と音合わせの目印となるトーン出力が可能。iPhoneとUSB-C接続することで本機の内蔵マイクで収音した音声を動画に収録が可能である。片手で簡単に操作できるサイズ感で、単3形アルカリ乾電池2本で最大17.5時間駆動し、大切な瞬間を逃さないという。

32ビットフロートレコーダー「FR-AV2」
※画像をクリックして拡大
ハンドヘルドレコーダー「DR-05XP」「DR-07XP」
※画像をクリックして拡大

小型32ビットフロート録音に対応したピンマイクレコーダー「DR-10L Pro」

インタビューや映画、結婚式での声の収録に特化したレコーダーである。別売りBluetoothアダプターの装着によりスマホアプリからリモート操作可能。最大5台同時の録音/停止や音声波形の確認、各種設定ができる。また、Atomos UltraSync Blueに対応しているニコンや富士フイルム製カメラとタイムコード同期が可能である。

操作性の良いタッチパネルUI、32ビットフロート録音対応のマルチトラックレコーダー「Portacaptureシリーズ」

カラータッチパネルによる直感的な操作と録音アプリによって手軽に音割れしない収録ができる。別売りのBluetoothアダプターを装着することでモバイルアプリによるリモートコントロールや対応デバイスとのタイムコード同期も可能。XLRマイク入力やCAMERA IN/OUTなど豊富な入出力を備え様々なシチュエーションで動画音声収録をサポートする。

キヤノン、富士フイルム、ニコン、OM SYSTEM製のカメラにプロ用マイク入力を拡張するXLRマイクアダプター「CA-XLR2d」

カメラにXLRマイク入力を拡張して様々な定番マイクの接続を可能とし、高性能マイクプリアンプを通した音声をダイレクト伝送するアダプター。Vlogやインタビュー動画などの音声を手軽にプロ品質にアップグレードすることができる。富士フイルムGFX100 II、ニコンZ 8、キヤノンEOS R6 Mark IIなど、動作確認済カメラを随時更新中としている。

ピンマイクレコーダー「DR-10L Pro」
※画像をクリックして拡大
マルチトラックレコーダー「Portacaptureシリーズ」
※画像をクリックして拡大
XLRマイクアダプター「CA-XLR2d」
※画像をクリックして拡大

CP+2025公式 大抽選会にカメラ用録音機材を提供

CP+公式来場者アンケートに回答した人を対象として行われる抽選会の景品に、ミラーレスカメラ対応XLRマイクアダプター「CA-XLR2d」キヤノンキット、富士フイルムキット、アナログ接続キットを各1台ずつ、さらにモニターヘッドホン「TH-11」ショットガンマイク「TM-200SG」を各3本提供している。ティアック TASCAMブースにて製品をご覧いただき、抽選会に参加してほしいとしている。

動画クリエイター向け動画音声ウェビナーを開催

■2月27日(木)

  • 11:00-11:40 【動画収録ビギナー向け】カメラの音質改善。使い方が簡単な音声収録キット「CA-SET」ご紹介~Vlogまずはここからはじめてみたら~
  • 15:00-15:40 【フィールドレコーディング】野鳥録音勉強会~タイマー録音とキャッチ機能の紹介~

■2月28日(金)

  • 11:00-11:40 【Vlog、YouTube動画収録向け】32ビットフロート録音で音割れなく収録!TASCAMのレコーダーのご紹介
  • 15:00-15:40 【動画編集の効率アップに!】タイムコードを使用した動画音声の収録事例をご紹介

Microsoft Teamsを使用してのウェビナー。リンクより希望のウェビナーに事前登録のうえ参加のこと。※ウェビナー内容や日程は予告なく変更する場合がある。あらかじめご了承いただきたい。

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コシナ、Voigtlander「COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical VM」発売 https://jp.pronews.com/news/202502162247575772.html 575772 Sun, 16 Feb 2025 22:47:55 +0000 technology コシナは、フォクトレンダーブランドからフルサイズVMマウント専用設計の交換レンズ「COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical VM」を2025年3月に発売する。希望小売価格とラインナップは以下の通り。

  • COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical VM(シルバー):税込112,200円
  • COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical VM(ブラックペイント):税込115,500円
    テキスト
※画像をクリックして拡大

COLOR-SKOPAR 35mm F3.5 Aspherical VMは、最新の光学設計による軽量・コンパクトな広角レンズ。両面非球面レンズ1枚、異常部分分散ガラス3枚を投入した4群6枚のシンプルなレンズ構成により、抜けの良いクリアな描写を特徴とする。レトロスタイルの外装はコンパクトさを徹底的に追求している。

フィルター径はφ34mmと小径で、マウント面からの製品全長も14mmという短さを実現している。本体重量は99gと軽量であることから、レンジファインダーカメラの持ち味であるスナップシューターとしての機動性を誇るという。

付属品の金属製かぶせ式フードは、レンズの絞り操作リングと一体化する設計のため、装着時の絞り指標線を装備している。このフードと併用した場合に全長を長くしてしまうことを防ぐため、レンズのフィルタースレッドからの厚さを1.1mmに抑えた特製薄枠フィルターも同梱する。

    テキスト
※画像をクリックして拡大

レンズキャップは切削加工、フードキャップは深絞り加工による金属製。レンズ本体の美しい外観デザインに加え、これらの趣味性の高いアクセサリーにより、撮影する楽しさだけでなく所有する悦びも提供するという。

最短撮影距離は0.7mで、このスタイルの回転ヘリコイドを採用したヴィンテージレンズにはない繰り出しストロークを持つ。最短距離撮影時にもレンズ外筒にヘリコイドが露出することのない設計により、埃などの外部環境に強い仕様となっている。

また、フォーカスレバーにはヴィンテージレンズのような無限位置ロック機構を搭載し、絞りリング操作やレンズの着脱時に役立つ。本体のカラーはシルバーおよびブラックペイントの2種類を用意する。無限ロックボタンの仕上げはシルバーがクロームフィニッシュ、ブラックペイントはニッケルフィニッシュの仕様である。

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