SmallRigは、NAB 2024の同社ブースで新製品のHawkLockクイックリリースカメラケージキットとVB212ミニVマウントバッテリーを公開した。

SmallRig HawkLockクイックリリースカメラケージキット(Sony Alpha 7RV / Alpha 7 IV / Alpha 7S III用)

ソニーα7R V/α7 IV/α7S III用SmallRig HawkLock クイックリリースカメラケージキットは特許取得済みのクイックリリース技術を採用。ケージの分解と組み立てをより効率的に実現できる。取り外しボタンを押し、ハンドルをスライドさせて固定・分解することができる。ハンドルはレールの両端から挿入可能であるため、ワンキーの分解と組み立てが可能であり、リグ組みの時間を大幅に節約できる。また、ロールピン位置決め技術により、ハンドルとケージの間に発生する摩擦が軽減され、スムーズな組み立てが可能。

取り外し可能なケージアダプターモジュールにより、古いケージでも新しいクイックリリースアクセサリーを使用できるようになる。これにより互換性が向上し、より幅広い製品に対応可能。

新しい流線型デザインにより、ボタン操作が邪魔されずにフィットする。バッテリー収納部にヒンジアームが追加され、カメラ本体のカーブによりフィットし、グリップ力が向上。3点ロック設計によりカメラをしっかり固定できる。 1/4”-20ネジ穴、Arri用の3/8”-16位置決め穴、コールドシュー、QDソケット、NATOレールなど、複数のアクセサリーマウントポイントが装備されており、ハンドル、マイク、フィルライト、モニターなどのアクセサリーを取り付けることが可能としている。

「SmallRig x Caleb Pike共同デザイン」VB212ミニVマウントバッテリー

VBシリーズの最新製品であるVB212バッテリーが登場。同社からはこれまでにもVB50やVB99など、様々な製品がリリースされてきたが、VB212はその中でも最も大容量のバッテリー。VB212は、BMS(バッテリーマネジメントシステム)チップ技術を採用し、最大140Wの高速充電をサポート。約2時間で充電が完了。さらに、高度に統合された設計を採用し、バッテリーはより軽量で持ち運びやすくなったという。また、安全性を確保するためには、数多くの電池安全性試験を行ったとしている。

VB212には、2つのUSB-Cポート、2つのD-Tapポート、1つのUSB-Aポート、1つの8V-OUTポート、1つの12V-OUTポートなど、多くのインターフェースが搭載されており、様々な充電ニーズに対応できます。また、各ポートは独立した回路設計であり、USB-CとUSB-Aは同時に高速充電が可能。

VB212は、アルミ合金、シリコン、TPU、V0防火グレードのPCを採用しており、堅牢な耐衝撃性と耐熱性を実現。また、TFTカラースクリーンを採用することで、より明確な表示と充電状態の正確な把握が可能としている。

VB212は現時点では日本国内での販売は行われていない。