富士フイルムは、NAB 2024の同社ブースでDuvoシリーズの新製品を展示した。Duvoはスーパー35mmのPLマウントの放送用ズームレンズシリーズ。「FUJINON HZK24-300mm」は2024年3月に発売開始をしたばかりだ。

特徴は、スーパー35かつPLマウントを採用。内蔵のエクスパンダーを使用することでイメージサークルの大きさを1.5倍拡大が可能。スーパー35mmセンサーよりもさらに大きい35mmフルサイズ相当のセンサーを搭載したカメラにも対応する。

さらに放送用のドライブユニットを搭載するほか、ワイヤレスのコントローラーも対応。シネマでも放送でも使えるレンズとしている。Tナンバーは2.9と明るく、よりぼかしたいといった要望を実現できる。被写界深度の浅い映像で、絞り羽根は9枚できれいなボケ感を得ることができる。

同社ブースでは、焦点距離14-100mmワイドモデルの参考出展も行われていた。24‐300mmと比べて1回りコンパクトになっており、ステディカムなどで使いやすいモデルとしている。今年の夏ぐらいには発売を予定。

フジノンレンズブランドの中ではZK Cabrioシリーズが定番的な存在として有名だが、14mmから300mmまで3本構成だった。Duvoシリーズは、14mmから300mmまで2本で対応が可能。コンパクトにかかわらず、全体的なサイズ感や重量も特徴としている。