INFINIMAT 20'x20'

Aputureは、NAB 2024で3つのトピックを発表した。1つ目は薄型マットライトの新製品「Aputure INFINIMAT」。サイズは、1×2、1×4、 2×4、4×4、8×8、大型の20×20をラインナップする。20×20は面光源という意味で言えばAputure最大のサイズとなる。

1×2、1×4、 2×4、4×4、8×8、20×20のイメージ写真

Aputureには、元々バー型ストリップライト「INFINIBAR」を発売しており、何本でも無限につなげられることから「INFINI」という名称に至っている。INFINIMATも、マットの面光源も何個も同じのを使っていることからこの名称がつけられたという。一部制限はあるが、コントロールボックス1つで3つの灯体を一括で制御が可能。灯体はIP65準拠の防水・防塵性能を備えている。

左は付属品のライトコントロールグリッド。右が1×2モデルのマット

空気を入れて膨らしてソフトボックスとして使用可能なインフレータブルを同梱する。付属のエアポンプを使って素早く膨張または収縮が可能。組み立てと分解の容易さを特徴としている。空気を入れていない状態でも使用可能としている。空気漏れや破けがあった場合向けに、補修キットの販売も予定している。日本正規代理店のアガイ商事では国内修理も可能だという。

左は付属品のインフレータブルソフトボックス。右下は、400Wのコントロールボックス

コントロールボックスは400Wのタイプで、3灯の一括コントロールが可能。Vマウンテンドのバッテリーも使用可能で、2個搭載すれば100%で点灯が可能になる。LS600シリーズなどにはコントロールボックスにバッテリー充電機能を装備していたが、その機能は廃止されている。

8×8や20×20を使う際には、1600Wのコントロボックスボックスを使用する。8×8では1600Wのボックスを1個、20×20では1600Wのコントロールボックスを4個必要としている。

1600Wのコントロールボックス

2つ目と3つ目のトピックは、発信&受信デバイス「Sidus One」とSidus Linkアプリを強化した「Sidus Link Pro」の発表だ。Sidus Oneは発信&受信デバイス。最大18時間駆動でSidus Link Proアプリより操作可能。DMX、CRMX、sACN、Art-Net、Bluetooth Meshなどの必要なすべての接続が1つの小さな充電式ボックスに収まっている。

Sidus Link ProはDMX対応したライトをArt-Net・sACNを通して操作可能になる。これによりAputureとamaran以外のライトもiPadより操作が可能としている。

ワイヤレス ルーターを内蔵したワイヤレスDMXトランシーバー「Sidus One」

Sidus Link Proは最初の6ヶ月間はベータ版として無料で使用可能。その後は有料のサブスクリプションとして切り替わる形を予定している。

Aputure のプロフェッショナルなワイヤレス照明制御アプリ「Sidus Link Pro」