EIZOは、NAB 2024に出展。放送業界最新の映像伝送規格に対応した4K HDRリファレンスモニター「ColorEdge PROMINENCE CG1」を初展示した。HDRのマスターモニターとして制作の基準にできるスペックを持つ「CG3146」の後継機種で、映像制作での最終色調整(カラーグレーディング)に使われる。発売は2024年冬を予定していている。

CG3146で定評のある1000cd/m2の高輝度、100万:1のコントラストの表現など、HDRのマスターモニターに求められる性能を踏襲。新要素としてIPの入力に対応。ST 2110を新しく対応しており、業界で求められる最新の企画に対応する。

また、HDMIの伝送モードFRL(Fixed Rate Link)に対応。HDMI接続時、4K解像度かつ12-bit表示といった、高解像度でより滑らかな階調の映像を表示することができる。クオリティに関しては、従来通り、定評のあるCG3146の性能を継承しつつ、CG1ではさらにインターフェースが充実してきた感じだ。

視野角も改善されており、斜めから見た際の変化をCG3146からより改善している。マスターモニタークラスは複数人でさまざまな角度から確認をするケースが多い。その点、CG1はマスターモニターとしてより使いやすくなるような性能を実現してきているという。