Nextorageは、NAB 204に初出展した。米国での認知度向上を目的として、NABの出展を決定したという。
同社ブースでもっとも目立っていたのは、USB 40Gbps対応の製品群だ。カードリーダーは、USB 40Gbps対応のCFexpress 4.0 Type BモデルとType Aモデルを展示。同社はこれまでUSB 20Gbps対応のカードリーダーを発売してきたが、新カードリーダーはUSB 40Gbpsのインターフェースを採用。CFexpress 4.0のパフォーマンスを十分に発揮できるという。
また、これまでCFexpress Type Aのカードリーダーをラインナップしていなかったが、NABではCFexpress Type Aカードリーダー「NX-SA1PRO」を参考展示。A専用とB専用がシングルスロットモデルで登場してきた感じだ。
CFexpress 4.0対応メディアとUSB 40Gbps対応カードリーダーの発売で、次に求められるのは受け側のSSDだ。Nextorageでは、USB 40Gbpsインターフェース採用のSSD「NX-PS1PRO」を今夏に発売する。1TB、2TB、4TBをラインナップ予定としている。
開発中のドックステーション「USB 40Gbps Dock」の展示もあった。2ポートのUSB 4.0を搭載し、USBの4.0のパフォーマンスを維持しつつコピーが可能になる。発売は2025年を予定。データの吸上げからバックアップまで、高速メディアのメリットを生かしたワークフローが実現できるようになりそうだ。
ICカードロック機能付きポータブルSSDも見逃せない展示だった。同SSDには、Wi-FiとNFCのモジュールを搭載して、2方式でのロックが可能。ロックをかければ、盗まれた場合でもアクセスすることはできない。例えばロケ現場でインジェストをしたSSDが万が一盗難や紛失をしてもデータの流出を防ぐことが可能になるという。