アビッドテクノロジー株式会社は、大規模ストレージ容量への拡張とPro Toolsのサポート機能が搭載された同社のメディア制作向けソフトウェア定義型ストレージ・プラットフォームAvid NEXISの新バージョンを発表した。Avid NEXIS向けPro Toolsソフトウェアバージョンは第2四半期後半、Avid NEXIS新バージョンは、第2四半期後半にそれぞれ発売予定。

Avid NEXISは、メディア・パックにつき600MB/sまでサポート可能となり、ストレージ・グループ・コンフィギュレーションではデータ転送率が最大50%向上。大規模な4K/UHD、HDや大きな帯域幅を必要とするメディア・ワークフローが行えるほか、Avid NEXIS | Enterpriseシステムの容量を倍増し、ネットワーク接続された単一システムで、最大48メディアパックをサポート可能。

Avid NEXIS | E5、E4、E2を自由に組み合わせることが可能で、ストレージ容量を最大約3PBまで、帯域幅を28GB/sまで拡張可能。小規模制作環境には、最大2.4GB/sをサポートするリアルタイム4K性能とAvid NEXIS | PROプロフェッショナル・クラス・ストレージの使用が可能。

Avid NEXISとAvid NEXIS | PROは、 Avid Media Composerのほか、Adobe Premiere Pro CC、Apple Final Cut Pro X、DaVinci Resolveなどを含む編集および制作ツールを使用した制作チームによるリアルタイム・コラボレーションも可能になるほか、サードパーティ製アセット管理システムとの統合も行える。

また、デジタル・オーディオ・ワークステーションAvid Pro ToolsがAvid NEXISにて認証されたことで、Pro ToolsとAvid NEXISの併用により、メディア・ストレージの共有プールでプロジェクトを共有し、制作時間を短縮できる。