ポストプロダクションやバーチャルプロダクションを巡るコース。ここではモニターやストレージ、編集ソリューションを見られる。さらに最近話題のバーチャルプロダクションにまつわるソリューションもこちらのコースで紹介する。

01 EIZO [6111]

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EIZOブースのイメージ

キャリブレーションセンサー内蔵HDRリファレンスモニター「ColorEdge CG3146」を展示

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リファレンスモニター「ColorEdge CG3146」(左)、ウルトラワイド湾曲モニター「EV3895」(右)

注目は、正式発表後、今年のInter BEEが実機初展示となる、放送局、ポスプロに向けの31.1型HDRリファレンスモニター「ColorEdge CG3146」。放送局・ポスプロ向けの提案や、ウルトラワイド湾曲モニター「EV3895」とColorEdge制作用モニターを組み合わせた提案も見どころ。

「FlexScan EV3895」は、同社初の37.5型ウルトラワイド曲面モニター。フルHDの3倍の情報を一つのモニター上に表示できるため、ベゼルレスで視線移動がスムーズとしている。

このほか、4K HDR撮影映像をリアルタイムに、HDRとSDR双方での見え方を確認できるSDR/HDRの表示比較コーナーも設置する。


02 フォトロン[6113]

リモート環境とシステム集約化による新たなワークフローを提案

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フォトロンブースのイメージ
    テキスト
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リモート編集やリモート制作、効率的なシステム運用を実現するセントラライズ収録システムを展示する。フォトロン本社(東京都千代田区)とInter BEE 2021会場(幕張メッセ/千葉県千葉市)をインターネット接続し、リモートオペレーションによるワークフローを実機にて体験可能。

リモート編集ゾーンでは、自社開発リモートアクセスアプリケーション「Photron Remote Access Gateway」を用いて、フォトロン本社に設置したワークステーションにインストールされた編集/フィニッシングシステム「Media Composer」、「Adobe Premiere Pro」、自社開発テロップ制作システム「TFX-Artist」をオンプレミスと遜色なくリモート編集できる様子が見られる。

セントラライズ収録ゾーンでは、フォトロン本社に設置したソフトウェアベース・スタジオサーバ「XS-NEO」、ハードウェアベース・スタジオサーバ「XS-VIA」を、展示会場にある収録制御ソフトウェア「STING」、「IPD-VIA」から操作する。複数の収録映像ソース、複数のEVSサーバを同時に制御し、スケジュール収録やリモートプレビューの体験が可能。

その他、クラウド制作ゾーンやリモート中継制作ゾーン、グラフィックスゾーン、ネットワークオンラインサービスゾーンを出展する予定。


03 バルコ[7312] check

BARCOとdisguiseがコラボレーション。「LEDウォール型バーチャルスタジオ」をInterBEE 2021で体験型展示

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次代を担う最先端のVFX技術として注目を集め、日本でも活用が始まった「LEDウォールを用いたバーチャルプロダクション」。CGの背景をLEDウォールに映しながら撮影するインカメラVFXによりリアルタイムで合成を行うこの手法は、映画・TVCM・MVなどに始まり、ライブストリーミングや企業のオンラインプレゼンテーションにまで活用が拡がっている。

今回の出展では、BARCO社の高精細LEDパネルとdisguise社のビデオサーバーの組み合わせによるシンプルな構成でバーチャルスタジオを実現。2種類のカメラとカメラトラッキングシステムによる映像の背景にはUnreal Engineによるリアルタイム生成のCGを合成。バーチャルスタジオの様々な特性やそのメリットが体感できる展示を行う。

出展概要詳細


04 バイオス[7416]

映像分野のプロフェッショナルに選ばれるストレージを展示

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2Uラックマウント型ストレージ「EclairPRO EP2212TB3」(左)、ポータブルドライブ「EclairPRO Portable EP29CB3」(右)

Thunderbolt 3接続の2Uラックマウント型ストレージ「EclairPRO EP2212TB3」やセキュリティ面の不安を軽減できるポータブルドライブ「EclairPRO Portable EP29CB3」が展示されるだろう。

EP2212TB3は、2U 12ドライブラックマウント型Thunderbolt 3接続ストレージとして多くの製作現場の増設用ストレージとして使用できる製品。 最大容量192TBを搭載、自社開発したハードウェアRAID6によるデータの保全性を確保、高速安全性も高めている。

EP29CB3は、ICカードをかざすだけでセキュリティー解除が可能。パスワードでの解除にも対応。保存したデータは自動的に暗号化されるハードウェア暗号化AES256bitにも対応しており、万が一の盗難や紛失時にも大事なデータの流出を防ぐことが可能。同社ポータブル製品として初めてSSDを採用しており、高速なデータ転送により転送時間を大幅に短縮可能だとしている。


05 ABSEN[8301]

Micro LEDディスプレイの新製品「Clear Cobalt(CL)シリーズ」を展示

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Clear Cobalt シリーズ(左)、iConシリーズ(右)

中国のLEDディスプレイメーカーのABSEN。マイクロLED製品であるClear Cobalt (CL)シリーズや会議室用LEDビジョンのiConシリーズを展示する。

Clear Cobaltは、優れた色再現能力を持つFlip Chip LEDを採用し、BT2020 90%以上近色域を実現。特別なブロックコーティング技術により、色の均一性が優れているとしている。また、反射のないマットな表面で、鮮やかで美しい画質を表現している。

オールブラックコーティング技術と黒レベル補正技術を採用した本製品は、ウルトラブラック・サーフェス、輝度1200nits、高コントラスト比20,000:1を実現。


Cコース [InterBEE 2021の歩き方] Aコース