現在ラスベガスで開催されているCESも3日目。昨年よりも来場者減少傾向にあるというが、それでも扱うジャンルを問わず規模が世界最大の家電展示会ため連日の大賑わいである。まず印象的だったのが、韓国、中国メーカー勢いとその熱気だ。サムソンのブースは秀逸で、その華美なブースに立ち止まり、撮影する来場者が多かった。今年CES2010の会場で際立つキーワードが、「3D」「e-Book」そして「iPhone関連」であろうか。そんな3DやLEDテレビの隆盛に隠れて、手軽なHDビデオカムが各社から発売されているのが印象的。
ボイスレコーダにビデオ機能が付いたION製品 |
復活したPolaroidのビデオカメラ群 |
発表日に発売され速攻売り切れに… |
Sonyが、Webbieから名前とスペックを変えて登場したBloggieをはじめ、会場には、Kodac、ViVitar、Polaroid、VADO HD。会場にブース参加していなかったが、SANYOの新型Xacti、そして今やCISCOのFilp Videoも無線で映像をアップロードするFlip TVのスニークレビューもあり今後も期待である。コスト的に静止画よりも動画カメラセンサー基盤が非常に割安であり、生産が容易であるという理由からかもしれないが、映像を撮影する行為が身近になることは映像業界にとっても喜ばしいことである。さて昨日に続いて映像関連のレポートを続けたい。
うわさの2眼式3Dカムコーダーの行方は?
昨年のNABにモックが参考出品されて話題となったPanasonicの3Dカム実機が登場した。一台の筐体の中に2つのカムコーダーが入っている仕掛け。映像は左右2ストリーム、音声は1つ。P2は採用していない。SDHCカードになる。出力HD-SDIを2系統を使用して3Dを再現する。しかし今回はスニークプレビューで仕様も暫定だそうだ。参考価格は受注発注で2万1千ドル。正式な発表はNAB2010。リリースはこの秋を目指している。さらなる詳細は後日お送りするインタビューにて。
よく見るとあのカムコーダーに似てるということは…? |
メディアはSDカード2枚刺し! |
早速インタビュー。詳細は後日! |
やはりどう見ても兄弟!AX-2000登場!
ソニーからは、噂のあったNXCAMの民生用HDR-AX2000も発表された。AVCHDとSDカード採用となる。AX2000にはフラッシュメモリーユニットはない。NXCAMは、業務用ラインナップのためにHXR-NX5JとAX2000は当然のことならが別ラインナップ。HandyCamの最高機種として北米ではポジショニングされる。3月に$3,500でリリースされる(日本での正式発表はまだ)。
The Steadicam Smoothee この春登場
iPhoneで撮影された映像が実際にCM制作でも使用する昨今、本家SteadicamからiPhone用のSteadicam(スタビライザー)「Smoothee」がこの春お目見えする予定。価格は未定である。サイズは20.3 x 36.8 x 6.4cmで多少手にぐっとくる感じからかなり安定した画が撮れそうだ。他の携帯にも対応する予定だそうだ(女性が持つSmootheは、携帯用)。
やや重量があるが安定感はバッチリ! |
背部には、STEADICAMのロゴが刻印 |
水平を取るのも容易にできる |
小型プロジェクター「Light Touch」に未来のPCの形をここに見た!
英Light Blue Opticsはタッチ操作に対応する小型プロジェクターLight Touchを出展。小型プロジェクターと照射バーチャルタッチパネルの組み合わせだ。画面サイズは10インチでWVGA(800×480ドット)。本体には、Windows CEが走っている。将来は是非このような形で、キーボードと、スクリーン画面を2つ投射した仕様のPCがほしい。
ダブルネームが冴えるEXILIMに惹かれる訳
「EXILIM」と「G-SHOCK」がダブルネームの カシオ「EXILIM G」。すでに北米では11月に発売されているが、ここ最近のコンパクトデジカメの右並びのデザインや性能の中でリリースされたEXILIM Gは、一際目立つ。当然G-SHOCKの血をひく耐衝撃性を持つデジカメ。オプションとして2種類のプロテクターをサイドに装着することができる。記録メディアはなぜかmicroSD。日本での販売を願ってやまない製品だ。
360°自由自在なHDMIコネクター
機材を組み合わせスペースが足りない時に非常に配線に骨を折ることが多数。またカメラの邪魔にならないようにL字クランクのケーブルジャックは非常に重宝する。最近増え続けるHDMIケーブルにも是非共と思っていたところにこの商品。L字だけではなく、360°に可変するコネクター。