今年もPRONEWSでは様々な特集記事を掲載しました。その中でも特に注目を集めた記事をピックアップ。普段なかなか記事をじっくり読めないという読者の方も、この年末年始、じっくり読んでみませんか?

DSMC・DSLR 2010

今から3年以上前、RED Digital Cinema 社がRED ONEカメラの市場投入とともにそのカメラコンセプトとして掲げた、1台のカメラで静止画も動画も撮影できることを意味するDSMC(Digital Still Motion Camera)。

そして2008年末、キヤノンが発表したデジタル一眼レフカメラEOS 5D Mark IIの登場によってその文字が映像市場でも台頭してきたDSLR(Digital Single Lens Reflex=デジタル一眼カメラ)。

この特集では、こうした現状を踏まえてDSMC/DSLRと現場の最先端で向き合っている方々への取材と、3月11日から14日に開催されたカメラと写真映像の情報発信イベント『CP+(シーピープラス/CAMERA & PHOTO IMAGING SHOW)』のレポートを中心に、この2010年のDSMC/DSLRの動向について考察してみたい。



DSMC/DSLR 2010 #2

今回の特集では、現場感覚におけるDSLRの現状の捉えられ方を取材してみた。実際に現場ではどのように使われていて、使っているカメラマン本人、クリエイター、アーティストが、それぞれどこに魅力を感じ、機材の良さをどう理解して使っているのかを、様々なジャンルで活躍されている方の視点を通じて掘り下げてみたい。いまのDSLR事情と、DSLRが彼らに映し出した”ちょっと先の未来”を見ていこう。


ファイルベース収録カメラ最新案内

ビデオ信号の記録にはアナログ記録の時代からテープが使用されてきた。記録がデジタルになり、さらにHDになったあたりからVTRという物理的なメカニズムに依存したフォーマットから解放され、ビデオ信号はファイルとして記録できるようになった。長年取り扱い易さや価格という面から収録機材はテープが使われてきたが、ここへきていっきに逆転といった様相を呈している。

映像を捉えるカメラ部分も業務用機はCCDという常識もそろそろ通用しなくなる時期がきた。感度やノイズ、ダイナミックレンジといった撮像素子としてポイントとなる性能面でCCDを凌駕するディバイスが開発され、製品にも搭載されるようになってきたからだ。

今回の特集では、こうしたカメラを選択するための基準や基礎知識、さらには運用面についていくつかのメーカーのカメラのレビューを交えて解説する。


Stereoscopic 3D 第2章

昨年末公開された映画『アバター』の大ヒット以来、ステレオスコピック3D(S3D)コンテンツや3D対応モニターなどへの関心が高まっている。家庭用の3D対応ハイビジョンテレビの発売もあり、S3Dコンテンツの製作も急加速してきている。立体視のしくみから事例紹介など、幅広い視点からS3Dのこれからに迫る特集です。


Stereoscopic 3D 第3章

様々な方面から一つの解を求めて3Dに関する製品のリリースが合い次いでいる。まさしく追い風である事は言うまでもない。今回は現在手に入る機材やソリューションを用いて、3D制作について撮影、編集、フィニッシュイングまでを一気に取り上げる。大事な事は、いかに安定したワークフローに繋がるかということだ。それが独自なやり方でもかまわないが、やはり汎用性があるべきだろう。それ以上でもそれ以下でもない。

今回は、2010年3D三部作完結編として、今ここにあるS3Dの制作方法を考える事にした。


トランスコード

ファイルベース・ワークフローが一般化してきた。Inter BEE特集や実際の会場を見渡しても、その関心の高まりは顕著だ。ファイルベース・ワークフローが普及するようになってきてから、「●●から▲▲へトランスコードして……」というように、「トランスコード」という言葉をよく目にするようになった。

しかし、ファイルベースに移行したばかりの人にとっては、「あぁ、納品フォーマットに整えたけど何かを行っているのかな…?」と、実際にどんなことを指すのかは具体的には知らないということも増えてきていることも事実だ。ここでは、トランスコードで何が行われているのかについて整理してみよう。


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編集部

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PRONEWS編集部による新製品レビューやイベントレポートを中心にお届けします。