オリンピックの公式スポンサー企業である松下電器産業は、北京五輪に映像・音響機器を 過去最大規模で納入すると発表した。五輪史上初めてすべての国際映像信号がハイビジョン(HD)規格(1080/50i)で制作・配信されることに対応した機器をそろえ、技術・製品のブランド価値向上を狙う。公式スポンサーの五輪マーク使用権を活用した マーケティングも世界規模で展開する。 TOPスポンサーは五輪のマークやマスコットを使用することができ、機器などの商品の納入交渉権を持つ。納入する機器は、大会会場に設置するスクリーンや音響・放送機器などで、数量・金額ベースともに過去最大規模。北京他7都市にまたがる全37カ所のオリンピック競技会場には、アテネオリンピックの約1.7倍規模となる過去最大の同社製放送機器の納入が予定されている。 放送機器はフラッシュメモリを記録メディアに採用した放送用カメラを北京五輪の中継を担当する中国メディアに納入している。五輪で正式にフラッシュメモリー採用の放送用カメラを使用するのは初めて。また、大型映像装置「アストロビジョン」を18会場に25画面納入。開閉会式が行われる国家体育場(愛称:鳥の巣)には過去の五輪を通じて最も大きな画面が採用された。