米Adobe Systems(米Adobe)は、デジタルシネマ向けの高画質RAWビデオフォーマットの規格統一に向けたイニシアチブを取ることを発表した。
これは、業界のカメラメーカやソフトウェア・ハードウェアベンダーと協力し、デジタル映画に関する作業を合理化できるフォーマット「CinemaDNG」の策定を目指すもの。
この「CinemaDNG」はAdobeが設計したDNG(Digital Negative)RAWデジタルスチル画像フォーマットに由来する。ソニーが提唱した、MXF(Media eXchange Format)のように、デジタル映画制作における煩雑したファイルフォーマットから共通のオープン・フォーマットを見出す。
米Adobeでは、規格が決まれば即「After Effects」や「Premiere Pro」といったビデオワークフロー製品の新バージョンでサポートする意向だ。