西華産業株式会社(西華産業)は、米Assimilate社のSCRATCH製品の国内販売を今年4月から開始し、同社の扱う4Kデジタルカメラと合わせ、DI(Digital Intermediate)ソリューションを担う製品のラインアップを図っている。 同社では、米RED Digital Cinema社(RED社)の4Kデジタルカメラ、RED ONEの国内販売に於いて昨年から取り扱っているが、このカメラの独自のフォーマットに対応できるソリューションを持っているのがAssimilate社のSCRATCH。 DI環境の中枢となるシステムSCRATCHの製品ラインから、「Scratch Cine」というRED ONEのRAWネイティブ対応のバーチャル・テレシネがリリースされたのをきっかけとして販売開始に踏み切った。 Scratch Cineはテレシネシステムで行う作業をファイルベースでこなす。カラーレイヤリング以外はSCRATCHシステムと同等の仕様を持ちあわせており、R3DのほかQuickTimeファイルのインジェストが可能だ。米国では、BOXX社のワークステーションのターンキーであれば、約$32,000程度のシステムとなる(Scratch Cineは米国価格で$17,500)。 西華産業では、6月6日に国際フォーラムにてRED ONE + Scratchでのワークフローについてのセミナーを行う。当日はASSIMILATE社のLucas Wilson氏より製品概要およびRED社4Kカメラを使用したワークフローについての解説がある(既に参加募集終了)。 また、6月11日(水)?13日(金)に幕張メッセでおこなわれるIMC TOKYO 2008では、同社ブースでの実機デモンストレーションのほか、RED社のTed Schilowitz氏の特別講演も開催される予定。