ソニーピーシーエル株式会社(ソニーPCL)は、同社の「映像センター」(東京都品川区)にあるHD専用リニア編集室「202 HD Editing Room」を、各種フォーマットに対応したリニア編集室「202 Multi Format Editing Room」としてリニューアルオープンした。
この新しいリニア編集室は、展示・大型映像や高画質デモ映像、Blu-ray Disc向けコンテンツなどの高画質映像制作専用のシステムが揃えられており、ソニー製マルチフォーマットスイッチャー「MVS-8000」シリーズを中心に構築。HD/SDの各信号方式、24Pなどに対応でき、多重エフェクトを使用する展示・大型映像制作をはじめ、映画、劇場用アニメーション作品、BDパッケージソフト用マスター制作の作業が行える。
また、送出・収録システムには、ソニー製HDCAM-SRデジタルレコーダー「SRW-5800」を採用。さらに、室内には5.1chサラウンドの再生環境を備えており、Blu-ray Disc用のコンテンツ制作には必須となりうる、音響効果のリアルタイム確認ができる。
「202 Multi Format Editing Room」の主なシステム構成は以下のとおり。
・スイッチャー MVS-8000×1(3M/E、カラーコレクション 2ch)
・デジタルマルチエフェクター MVE-9000×1(2ch)
・エディター BZS-8050×1(プラグインエディター)
・VTR SRW-5800×2、SRW-5000/5500×各1、DVW-A500×1 他
・その他 液晶マスターモニター(BVM-L230×2)
・液晶テレビ(BRAVIA×1)
・5.1ch サラウンドシステム
同社では、1080/60P対応やS-LOG対応の編集室などを含め、SD/HDリニア編集室が2室、SDリニア編集室3室、ノンリニア編集室が6室揃えている。