仏トムソン・グラスバレー社(トムソン)はIBCにて、ビデオ編集システム「DVStormシリーズ」の新世代製品の基盤となるボードベースのハードウェア「HDSTORM™ PCI Express (PCIe)」ボードを発表した。
このハードウェアと編集アプリケーションを搭載した編集システム「HDSTORM」シリーズの発売についてカノープス株式会社から同時に行われた。HDSTORM™ PCI Expressボードには、HDMI入出力端子が装備され、それによってHDMIケーブルひとつで簡単に入力信号を取り込み、また編集内容をリアルタイムにHDMI対応テレビに出力することができる。
またオンボードのCanopus HQ コーディックにより、CPUパワーに頼らず高速にCanopus HQファイルに変換、システムに同梱されている編集ソフト
EDIUS Pro 5で編集することができる。
HDSTORMには、Blu-rayに対応したオーサリングソフトウェアが付属されている。また、アナログ入出力拡張ベイ「
HDSTORM BAY」をセットにした「
HDSTORM PLUS」も同時に発売される。HDSTORMに同梱されている
EDIUS Pro 5は単体パッケージ版とバンドルソフトが異なり、このバンドルソフト「HDSTORM Power Up Kit」はネット経由カノープス映像ワークストア(10月1日以降は「トムソン・カノープス ネットストア」)で29,800円にて購入することができる。HDSTORMシリーズは9月末に発売予定。