米アビッド・テクノロジー(アビッド社)は、米RED Digital Cinema Camera 社(RED Digital社)製のREDカメラとの編集ワークフローの能率を良くするための開発に乗り出したことを明らかにした。
RED Digital社では、同社独自の解像度を持つフォーマットに対応する環境づくりのための開発者用キット(SDK)をリリースしており、アビッド社がこれに正式に契約したもの。既にRED ONEカメラで収録した素材をアビッド社のMedia ComposerやSymphony、DSといったNLEシステムで編集したユーザーは少なくない。
またアビッド社のほか、既にアップル社やアドビ社でもR3Dネイティブ・フォーマット対応について前向きに行われている。R3Dのタイムコードやメタデータをそのままアビッド側に取り込み編集するワークフローには、REDカメラからRED Digital 社のRED CINE(PCプラットフォーム対応)またはREDrushes(Macプラットフォーム対応)へ一旦取り込み、そこからALEファイルへと変換してMedia Composerで編集する。続けて同社のコンフォームシステムでDI環境にも展開できる、という。
アビッド社では、これらワークフローを支援するための資料とチュートリアルをサイトで紹介している。