12月発売のCS4 Production PremiumでREDのR3Dファイルがネイティブに扱えるようになる。写真はInter BEE 2008会場の西華産業ブースに展示されたRED ONEカメラ
12月発売のCS4 Production PremiumでREDのR3Dファイルがネイティブに扱えるようになる。写真はInter BEE 2008会場の西華産業ブースに展示されたRED ONEカメラ
アドビ システムズとRED Digital Cinemaは、4Kテープレス ワークフローをデスクトップツール上で実現するために協力すると正式に発表した。アドビと REDは、REDカメラで収録したセンサデータをCS4 Production Premiumで取り扱えるようにするため、ネイティブRAWワークフローの開発を行ってきた。
アドビが米国でCS4 Production Premiumを発表した時にはREDへのネイティブ対応がうたわれていたが、日本の発表では特に触れていなかった。しかし、今回の協業発表により、12月に発売されるCS4 Production Premiumは正式にREDカメラへ対応を果たしたことになる。アドビは、ネイティブコーデックによる編集を推進してきており、今回のREDとの協業もその一環だ。Premiere Pro CS4、Encore CS4、After Effects CS4の各製品で、REDとともに開発したプラグインを使用することにより、REDの4K解像度のネイティブR3Dファイルを変換したり再ラッピングをしたりせずに、タイムラインに直接クリップを配置して編集することが可能になる。
プラグインは、近日中にベータ版をREDのWebサイトで公開して、コミュニティからのフィードバックを入手しながら今後数カ月をかけて正式リリースへとつなげていく考えだ。