米調査会社のニールセンの調査発表によると、米国での地上デジタル放送への移行において、米世帯の5.7%に当たる650万世帯が未だ対応できていないことが判った。この結果数字だが、昨年12月21日の調査結果より130万世帯ほど減少はしている。
人種別ではアフリカ系米国人世帯の未対応率が9.9%と最も高く、年齢別では55歳以上の世帯が4.0%、35歳以下では8.8%が未対応だった。ニールセンが調査をしている56地域内で比べると、最も対応が進んでいるのはコネティカット州ハードフォード・ニューヘイブンで未対応率はわずか1.8%、反対に未対応率が高いのはニューメキシコ州アルバカーキ・サンタフェで12.4%だった。
ニールセンは2年前ほどから、この地デジ移行対応について調査をしている。米連邦政府は2月17日にデジタル放送への移行を完了する予定だったが、米上院は先日の延期案を可決、6月12日まで約4カ月延長する方向で法案を進めている。