ヤフーは19日、ソフトバンク全額出資子会社であるソフトバンクIDCソリューションズ(2月2日にソフトバンクIDCから社名変更)の全株式を取得すると発表した。
IDCを吸収合併するとのことで取得金額は450億円。ソフトバンク所有の株式200,000株(直接所有割合100.0%)がすべてヤフーに譲渡される。これでヤフーは、データセンターを自社で所有、運用できることになる。また、米ヤフーが開発した独自技術も搭載することも可能だ。
今までは、データセンターの運用を他社に委託していたため、米ヤフーの技術を使用できなかった。 またソフト面でも、SaaSなどのクラウドコンピューティング事業を推進し、将来の需要の増加への対応やサービス増強などと、サービス開発面、販売面などを含めて総合的に進展すると期待するとしている。株式譲渡の契約は23日に締結され、翌24日に譲渡の予定。
ソフトバンクIDCはこの譲渡に先立ち、既に新設会社分割しており、営業部門については、同社100%子会社の(新)ソフトバンクIDCが引き続き行っていく。ヤフーはまた、今回の買収以外にも今後3~4年間で最大150億円をデータセンターに投資する計画としている。