福岡をベースに制作からMAまで一貫して請け負う総合プロダクションの株式会社ティーアンドイー(福岡県福岡市、以下:ティーアンドイー)が初めてオートデスク編集ソリューションを採用、同社 Smokeフィニッシング・エディティングソフトウェアを導入した。

Autodesk Smokeは、EDL、AAF、OMF、XMLファイルに対応した先進のコンフォームツールを搭載したクリエイティブ・エディティングソフトウェア。FBXインターチェンジフォーマット対応により、3ds Max、 Maya等の3Dアプリケーションからモデルデータ、ライト、カメラデータ等をインポートできる。

バージョン2009から、DVCPro HDをはじめとする、様々な圧縮フォーマットに対応し、最新の2009 Extension 1では、新たにPanasonic P2 AVC-Intra (50/100モード)、Sony XDCAM、XDCAM HDコーデック、Apple QuickTimeアニメーション + α(アルファ)、QuickTime motion-JPEG等に対応できるようになった。

ティーアンドイー社が導入したきっかけの1つは、こういったオートデスク製品の将来性と魅力だと、ティーアンドイー制作部編集課チーフ森永哲弘氏は語っている。同社の作業内容の約8割はテレビコマーシャルであり、最新バージョン2009からバッチが搭載されSmoke 2Kモデルならば、コマーシャル編集の仕上げに十分対応できると判断した。森永氏は、最近注目されているREDデジタルカメラを使った環境にも魅力を感じており、今後の作業において、カラーグレーディングも考慮に入れて行きたいと考えている。

ティーアンドイーではこれを機に、今後CMの作業で主流を占めるRAWデータの処理を視野に入れた新しいワークフローを確立していくという。