米シリコン・グラフィックス(米SGI)は、PCサーバーメーカーの米ラッカブル社に買収されることを現地時間4月1日に発表した。買収金額は2500万ドル。この額に関しては、現在米SGI社の抱えている資産の負債関連を検討しての取り決めだったと思われる。

米SGIは2006年に連邦破産法11条を申請したが、その後NASDAQに再上場。しかし、また今回4月1日に連邦破産法11条を申請している。同社の2008年度の業績は売上高が3億5400万ドル、純損益は1億5300万ドルの赤字。一方買収する側のラッカブル社の2008年12月期の業績は、売上高が2億4743万ドル、純損益は2294万ドルの赤字である。

米SGI社の主力製品は、大規模クラスのクラスターサーバやストレージ製品で、最近は政府機関への販売とサポートが売上の半分を占めている。ラッカブル社は同社ミドルレンジのサーバと合わせて製品ラインアップと販売市場の網羅を図る。