米オムネオン社では、新グラフィックサーバの初公開と共に、新しい2つのサーバーユーティリティアプリケーションをNAB 2009(2009 NAB SHOW)で発表する。ブース番号は、SU7217。
1つは、同社 MediaDeck/Spectrum用の簡易送出アプリケーション・パッケージ 「ProDrive」。ProDrive は、オムネオンシステムのClipTool Pro、PlayTool、RecordToolの機能を共通のアプリケーションに統合し、収録、素材準備、プレイアウト機能、素材管理を一貫して行えるようにしたもの。周辺機器の制御まで含んだ完全なオートメーションシステムを必要としない環境に適している。
ProDrive は、収録用にGPI制御とVTR制御機能を追加し、収録ボタンで即座に収録が始まるクラッシュ・レコードや回線収録など、スケジュール指定をしての収録が可能。プレイリスト作成からインポート、アズラン・ログのエキスポートなどのプレイアウト機能から、ジョグ・シャトル機能、インアウト点設定、サーバ上の(収録中を含む)すべての素材にアクセスし、確認のためプレビュー・ポートにロードする機能も搭載している。
もう1つは、市場に出回っているレガシーサーバファイルのマイグレーションツール「MediaBridge」。Avid(Pinnacle) Media Stream™とThomson GrassValley™Profile®サーバのコンテンツファイルをOmneon Spectrum用に変換する。Media Stream側のMPEG-2およびMXF OP1aやProfile側のGXFコンテンツファイルのエッセンスを、再圧縮せずにMXF OP1aにラッピングし、オムネオン側に転送する。
今回展示するのは初期バージョンで、Avid(Pinnacle) Media Streamに対応するもの。次期バージョンでThomson GrassValley Profileサーバに対応するという。