米Envivio社では、自社のマルチチャンネル・マルチプロファイルエンコーダ「Envivio 4Caster C4」がマイクロソフト社のIIS(Microsoft Internet Information Services 7.0)とSilverlight DAMに対応したサービスに採用できるデバイスとして発表した。
Silverlight は、Webブラウザ上でRIA(リッチインターネットアプリケーション)を実現するためのアプリケーションフレームワーク。またIISスムーズ・ストリーミングは、Web上でHD品質のアダプティブな(状況に応じた)ビデオを配信するソリューションを提供する。
4Caster C4は、マルチスクリーンを持つマルチチャンネル・マルチプロファイルエンコーダ。PC、Macや携帯といったクライアント側のプラットフォームに問わず、IISによる品質高いコンテンツの途切れないスムースな配信を可能にする。そして、マイクロソフト社の次世代DRM技術「PlayReady」を基盤としたSilverlight DRM(デジタル著作権管理)は、同社と提携しているDRMライセンシー会社からサービスが提供されている。
Envivio社では先週米ラスベガスで開催されたNAB会場において、DRMライセンシー会社の1つ、BuyDRM社と組み、実証デモンストレーションを行っていた。ライブストリーミングを実機4Caster C4でキャプチャし、IISスムーズ・ストリーミング用に複数のビットレートのVC-1プロファイルにエンコード。そして、エンコードしたプロファイルはBuyDRMのKeyOSプラットフォームで暗号化され、リクエスト毎に復号キーを使ってIISスムーズ・ストリーミング配信をするというもの。