米連邦通信委員会(FCC)は、デジタルコンバーター購入助成金プログラム申請の受付を終了した。
電気通信情報局の管轄によって実施されたこのプログラムでは、現在までに15億ドル以上がクーポンとして支給された。この助成金プログラムでは、一家庭2台までのコンバーター購入用のクーポンが提供される。申請をして認可が下りれば、1台40ドルとして現金の役目をする有効期限付きのクーポンが郵送される。
FCC側の報告によると、7月22日までに3440万世帯が認可を受けることができ、6300万台分のクーポンが郵送されたという。しかし受け取った世帯がそのクーポンを使い切ったとは限らない。そのうち、3360万のクーポンがコンバーターとして交換され、2500万台分は期限切れで消化されなかったという。
440万台分のクーポンは、交換期限まで時間があるが、まだ交換されることなくどこかの家庭に残っている。この消費されていないクーポン数は政府側が予測している、デジタル放送を受信できない世帯数よりもはるかに上回る数だという。また米リサーチ会社のニールセンが7月中旬に発表した内容によれば、150万世帯が6月12日のアナログ放送終了後、デジタル放送を観ていないという。