パナソニック株式会社は26日、プロ用半導体メモリーデジタルビデオ収録システム「P2HD」シリーズの新製品、メモリーカード・ポータブルレコーダー「AJ-HPM200」を2009年10月より発売すると発表した。

AJ-HPM200はAVC-Intra(MPEG-4 AVC/H.264 準拠)を標準搭載し、HD SDI入力信号をフルHD(1920×1080 ピクセル、10bit 4:2:2 サンプリング)で、P2メモリカードにMXFファイルフォーマットとして記録することができる。

P2カードスロットを6基装備し、AVC-Intra100モード時、HDD5同様1920×1080 ピクセルのHDフル解像度、10ビット、4:2:2のHD映像を「DVCPRO HD」同等の約100Mbpsで約284分記録することができる。さらに高速データ転送用GbイーサネットとeSATA インターフェースを装備しているため、例えば「P2HD」カメラで撮影した素材を現場で編集し、AVCHDファイルに変換して放送局までファイル転送するといった、現場からオンエアまで、HD高画質を保てるニュースギャザリング環境が可能になる。

オプションのAVCHDコーデックボード「AJ-YCX250G」(希望小売価格:税込367,500円)を装備すれば、VCHDファイルの再生や、P2とAVCHDの相互変換・同時記録に対応できる。AJ-HPM200の希望小売価格は、税込2,047,500 円。