加Matrox社のビデオプロダクツ・グループはIBCでポータブルビデオI/Oデバイス「MXO2 LE」を発表、ブースで実機を展示した。
Matrox MXO2 LEは、HDMI、SDIとアナログビデオI/Oを装備し、Apple社のFinal CutStudioが搭載されたラップトップタイプの編集システムにも直接接続できる。MXO2と同等に、独自のH.264ソフトエンコード技術を持ち、リアルタイム以上の速度でH.264ファイルをエンコードできるのも大きな特徴。SDもしくはHD(tri-level sync)用のゲンロック、RSS-422や、10ビットのアップ・ダウンおよびクロスコンバーターなど、コンパクトなサイズでありながらプロフェッショナルがニーズとする仕様が全て備わっている。
MXO2 LEでは、XDCAM、 XDCAM HD、XDCAM EX、 P2、P2HDといったデバイスフォーマットや、REDにも対応。Final Cut Pro、Apple ColorのほかにもAdobe After Effectsといった編集アプリケーションともワークフローに組み込める。
またMatroxビデオプロダクツ・グループでは、MXO2シリーズとMatrox CompressHD H.264 エンコーダーカードの新バージョン1.6もリリースした。新バージョンは、Final CutPro7で拡張したProRes422の新コーディックのProRes422 LTとProxyフォーマットと、Compressor3.5に対応できる。新バージョン1.6は、既存ユーザならば無償でWEBサイトからダウンロードしてアップグレードできる。