加Digital Rapids社では、同社トランスコーダーシステムを自動化で管理するトランスコードマネージャーの新しいバージョンを発表した。

新機能での最大のメリットとしては、MXFオプションでXDCAM HD422(50Mbps)とのダイレクト入出力に対応できるようになったことと、REDフォーマット(R3D)のインポートに対応できるようになったことだ。また、Microsoft Internet Information Services (IIS)のSmooth Streamingテクノロジに対応するストリーミングを生成することもでき、さらにTSマルチプレキシング・オプションでは、SCTE35キューメッセージをエンベデッドすることで、たとえばローカルのCMなどのデジタルプログラムの挿入も簡単に行えるようになった。

そして、MPEG2にトランスコードする際にActive Format Description(AFD)コードをインサートすることも可能となった。これによりアスペクト解析などの品質管理のワークフローへの対応も良くなる。この機能により、Tektronix CerifyやInterra SystemsのBatonといった自動クオリティ解析システムとの親和性も高まるという。

この自動化トランスコード・管理ソフトウェアは、同社のStreamZとStreamZHDトランスコーダーの最新バージョン3.1に対応し、ファイルベースのコンテンツ制作・管理・配信のワークフローを有効化していく。