米Telestream社の業界初である、ネットワーク共有型ビデオキャプチャ・アプライアンス「Pipeline」が、バージョン2にアップグレードした。
Pipelineでは、VTRやライブ素材を、ネットワークを介してインジェストおよびリアルタイムでフォーマットエンコードするハードウェア。ネットワーク上で制御できるため、複数台の編集システムからPipelineを制御して素材をインジェストできる。
新バージョンでは、デッキ制御、EDLバッチ・インポート、スケジューリングに沿ってレコーディングおよびマニュアルレコーディングができる機能が搭載され、テープ素材やライブからのソースをネットワーク環境のファイルベースワークフローに取り入れる窓口としての利便性を高めている。また、Avid編集ワークフローにおけるMXFのダイレクトサポートにより、他のエディターとの高い相互運用性が図れる。
新しく加えられたweb service APIでは、複数台のPipelineを自動制御するプログラミングができるという。またサードパーティ用のSDKも無償で提供されている。Pipelineはリアルタイムでマルチエンコーディングができ、DV、IMX、MPEG-2 I-frame、Apple ProRes SQ、Avid DNxHD、Apple ProRes HQ とDVCPRO HDに対応する。
バージョン2はTelestream社のwebサイトから無償でダウンロードできる。