ソニー株式会社(東京都港区)は、フルHD(High Definition)の4倍を超える885万画素の高解像度と、高コントラスト比を実現した液晶ディスプレイデバイス「4K SXRD(Silicon X-Tal Reflective Display)」を搭載したデジタルシネマプロジェクター SRX-R320及び、同プロジェクター専用のメディアブロック LMT-300を発売した。価格はオープン。
デジタルシネマプロジェクター SRX-R320は、現行機種 SRX-R220同等の輝度でありながら大幅に小型化されている。また、同社独自開発の超高精細反射型液晶ディスプレイデバイス「4K SXRD」を搭載しており、フルHD 207万画素(1920×1080)を超える885万画素(4096×2160)での上映を可能としている。さらに、米国RealD(リアルディー)社の3Dデジタルシネマシステムを使用することでで、1台で3D上映にも対応できる。
SRX-R320専用のメディアブロック LMT-300は、DCP(Digital Cinema Package)コンテンツを再生するためのデジタルシネマサーバー。約1TBの容量のRAIDストレージを内蔵し、スクリーンマネジメントシステムの機能を搭載している。
なお、このデジタルシネマプロジェクター SRX-R320は、「2009年国際放送機器展(Inter BEE 2009)」において、国際会議場201会議室での「3D映像体験シアター」の上映に使用される。