株式会社アイ・ディー・エクス(神奈川県川崎市、IDX)は、18日から幕張メッセで開催されているInter BEEにて、マルチフォーマット送出サーバシステムを展示している(ブース番号6404)。

1Uサイズのコンパクトな筺体の送出サーバ「PlayMagic Multi Format Play out Server :MFP-100」は今回初公開。本体にソリッドステートドライブ(SSD)を実装し、貯蓄したコンテンツを送出するため、従来のHDDにはない安定した送出運用が保てる。

対応フォーマットは、MXF(OP1a)ラッピングによるMPEG2 HD、D10もしくはQuickTimeラッピングによる、DVCPRO HD、50/25、DV25で、音声はリニアPCM。入出力系統にHD/SDIを2系統装備しており、またエンコーダ・デコーダ部分を各1系統追加できる(最大2系統の出力可能)。

素材転送用にイーサネット(1Gbps)を2系統装備しているためマルチパスに対応、送出中でもネットワーク転送負荷にも耐えられる帯域を保有しているという。外部制御には、VDCPおよびGPI/ネットワーク経由で対応。自社製のAPCも用意され、番組自動送出やV素材出し用として利便性の高い簡易システムが構築できる。

正式出荷は2010年初頭を予定している。尚、このPlayMagicは三友株式会社ブースにも展示されている。