ソニー株式会社(東京都港区)とPGAツアーは12月18日に、3Dでゴルフの新しいエンタテインメント体験を追求するパートナーシップを発表、2011年のソニーオープン・イン・ハワイをハイビジョン・3D映像で提供する計画を策定しているという。
制作検討は2010年のソニーオープン・イン・ハワイの一部を3Dで撮影することから始め、2010年のPGAツアーシーズンを通して行なっていく予定。従来の2D放送に加えて、特定の視聴者は3Dで観賞できるようになる。両社はこの3D放送のほかの楽しみ方についても検討していくという。
ソニーオープン・イン・ハワイは来年度で12年目を迎える、ハワイ州を代表するチャリティーイベントの1つ。米国内外の放送ネットワークを通じて200ヶ国以上に放映され、全世界で4億5,000万世帯が視聴する。
またソニーは、米RealD社と、コンシューマ向けにも3D環境を推進する技術提供を提携したことも発表している。この提携には、ソニーがRealDの立体映像フォーマット、アクティブ方式、パッシブ方式の3D視聴用メガネの製造に関するノウハウ、その他関連技術のライセンスを受けることが含まれている。
両社はこれまで、3Dコンテンツ制作/提供する側でも連携してきており、今後は液晶テレビ「ブラビア」といった、ソニーの3D対応のコンシューマ製品にもRealD技術を採用していく。今後製品化予定の3D視聴用メガネには、RealDの技術が採用されるという。