米スポーツ専門チャンネルのESPNが年内にも立体放送ネットワーク「ESPN 3D」を立ち上げることが明らかになった。 現在米国ラスベガスで開催されている、世界最大級の家電展示会CES(Consumer Electronics Show)にて発表された。
英SkyBに並び、市場初であるこの立体(3D)放送ネットワークでは、6月11日から始まるFIFAワールドカップを皮切りに初年度に85ものスポーツ中継を行う予定だ。それにはFIFAの25試合中継、Summer X Games、全米大学野球、フットボールなどが番組リストに上がっている。
ESPNの発表では、どの課金TVオペレーターがサービスを開始するかといった詳細は述べられていない。また、DirecTVが新しい衛星を使って同じく3Dネットワークを開始する予定といわれているが、同社からの正式な発表はまだされていない。
ESPNでは2年前ほどから立体放送実現に向けて実証実験を積み重ねてきた。昨年秋には、3Dプロダクション中継車から、USC対OSUの大学フットボール試合を中継した。