ソニー米国法人のソニー・エレクトロニクスは現地時間1月28日に、法人向け映像ソリューションの主要プロバイダーである米Convergent Media Systems社(Convergent社)を買収したと発表した。
Convergent 社は、米ジョージア州に本社を持つ、デジタルサイネージやコンテンツ配信を専門とする会社で、今後はソニー・エレクトロニクスの放送局及び業務用機器部門の子会社として統合される。
今回の買収は、「ソリューションビジネスに注力する組織へ転換するという、ソニーの法人向け事業の全世界的な戦略の鍵となる要素」と、ソニー・エレクトロニクスブロードキャストアンドビジネスソリューションズカンパニー(法人向け事業部門)のプレジデント、ジョン・スカセーラ氏は述べている。
Convergent社では、北米に約150名の正規従業員がおり、また現場サービス担当者の広範なネットワーク、先端ネットワークオペレーションセンターを持っている。ソニーは、Convergent社がもつ100万人の顧客リスト、およびソニーにとって新しい分野である企業、文教、政府向けなどのビジネスや、コンテンツ配信、業務用ディスプレイとデジタルサイネージ、遠隔監視、システム診断プログラムといったConvergent社の経験やリソースを活用し、新規及び既存の業務用市場において包括的なシステムソリューションやマネージドサービスを提供していく。
Convergent社は、現在ソニーの4Kデジタルシネマシステムの展開もサポートしており、今後もこの分野で欠かせない役割を果たしていくという。