米国オートデスク社は2月22日(現地時間)に、同社の元社員であるマーク・ヤスベレイニー氏(Mark Jaszberenyi )、ソフトウェアエンジニアのギュラ・プリスキン氏(Gyula Priskin)、タマス・ペラーキ氏(Tamas Perlaki)の3名が、Autodesk Lustreの設計・開発によりアカデミー賞を受賞したことを発表した。
オートデスクの技術開発力が映画芸術科学アカデミーの表彰を受けたのは、今回で5度目。Autodesk Lustreは、映画・テレビ向けデジタルカラーグレーディングソフトウェアで、最近では、「ベンジャミン・バトン‐数奇な人生」、「モンスターVSエイリアン」、「ダ・ヴィンチ・コード」、「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」などのハリウッド映画作品制作で採用されている。
映画芸術科学アカデミーの科学工学賞は、映画業界の発展と進歩に多大な影響を与えた功績を表彰するもの。受賞者の1人のヤスベレイニー氏は3年前にオートデスクを離れ、現在はハンガリー・ブダペストにあるデジタルインターメディエイト・ポストプロダクションのColorfront社に所属している。