ソニー株式会社（東京都港区）は、3D映像を2台のカメラで撮影する際に生じる映像のずれを調整するマルチイメージプロセッサー 「MPE-200」と、組み合わせて使用するステレオイメージプロセッサーソフトウェア「MPES-3D01」を2010年3月15日に発売すると発表した。メーカー希望小売価格は、「MPE-200」が税込2,625,000円、「MPES-3D01」が税込1,564,500円。

「MPE-200」は、CPUにCell Broadband Engine（Cell/B.E.）を搭載し、2台のカメラで3D映像を撮影する際に生じるカメラ間の色味や光軸等のわずかなずれを高速演算で解析して表示。従来の調整法よりも簡単に補正することができ、3D映像の撮影フローの効率化が図れるとしている。

また、映像のモニタリングや配信向けに、様々な伝送形式に変換して出力することが可能で、「サイドバイサイド」、「トップアンドボトム」など出力先のモニターや配信方法に合わせて、フォーマット変換して出力することが可能。また、左右片方の映像のみの出力もできるという。

なお、本製品は、「2010 NAB SHOW(NAB2010)」に出展が予定されている。