2010年4月12日(月)から15日(木)までの4日間ラスベガスで開催されるNAB 2010において4月12日にはアドビ社のジョン・ロイアコノ氏による基調講演が開催される(11時~11時30分、S222会議室)。

アドビ社シニア・バイスプレジデントであり、クリエイティブソリューションビジネスユニットのゼネラルマネージャーであるロイアコノ氏による講演「放送の新現実:素晴らしいコンテンツ制作する芸術は生涯価値を最大に引きだす科学と類する」では、新しいメディア市場で利益を生むためにどのようにビジネス習慣やプロダクションのパイプラインを変えていったかが語られる。

視聴者達はコンテンツを消費するのに幅広い選択があるために、放送事業者、広告主それに消費者でさえもどこに投資をしたらよいか再考しているという。そのため、放送事業者は消費者に適切なコンテンツを提供できるようにならなければならない。Flashフォーマットは、視聴者達とプラットフォームの垣根を越え、多彩で豊かなエンターテイメントコンテンツを提供できる。それがコンテンツの有効性の評価につながり収益性を高めるものだと氏は説明する。

この基調講演では、優れたコンテンツを制作することは、マルチプラットフォームによる視聴者の環境を構築し、コンテンツの生涯価値を高める科学と同じであるという論の背景が語られる。