米Avidは、メディア産業の急速な変化に取り組む企業のためのオープン・フレームワーク「Avid Integrated Media Enterprise(Avidインテグレーテッド・メディアエンタープライズ)」を発表した。

劇的に変化する環境において顧客をナビゲートするため、コンテンツ制作、管理、配信の新たなエコシステムをサポートしていく。このフレームワークは以下の基本要素から構成されるという。

  • オープン・メディア・カタログ – 新たに買収したBlue Orderの技術を基に、所有するアセットの価値を最大限に高める。 これにより、社内のメディア・アセットの可視性を向上し、メタデータとアセットに関する充実した情報の中央リポジトリを通じ、ユーザが素材を迅速に検索、再利用、資産化できるようになる。
  • 充実したメディア・リポジトリ – 組織全体に、充実したメディアへの統合されたアクセスを提供。 あらゆる種類の充実したメディアをコスト効率よく保管し、総合表示によりメディアにアクセスできる。
  • モジュラー式オープン・アーキテクチャ – インジェスト、制作、アーカイブ、配信操作を統合することでコラボレーションを促進。柔軟性を備えたサービス指向アーキテクチャにより、複数のメーカのコンポーネント間の統合が可能。
  • インテグレーテッド・メディアエンタープライズ・フレームワークのコアとなるのは、Webサービスを基本とした、柔軟でオープンなサービス指向アーキテクチャ/SOAだという。これにより、サードパーティベンダーは、標準インターフェイスを介してアプリケーションを統合することが可能になり、顧客が必要とする柔軟性と敏捷性を提供することができる。