米Sony Creative Softwareは4月8日に3D Blu-rayディスク用オーサリングプリケーション「Blu-print 6」と新製品の3Dサブタイトルオフセット編集アプリケーション「Z Depth」を発表した。
Blu-print 6は、「Blu-print」 の3D対応版として、ソニーピクチャーズエンターテイメントと同社が共同で開発していたもの。本格的3D Blu-rayのオーサリングアプリケーションとしては初のもので、Blu-ray Disc Association(BDA)指定の3D Blu-rayディスク仕様に準拠した3Dタイトル(プロファイル5)としてオーサリングする。3Dメニューグラフィックスとサブタイトルグラフィックス付きのMVCエンコードコンテンツをインポートし、Blu-rayライクにJavaを構築することができる。
Blu-print 6は、AVC/H.264、VC-1とMPEG-2フォーマットに対応、オーディオはDD+(Dolby Digital)、 DTS-HD(Digital Theatre Sound)、Dolby True HD、Dolby Digital、DTS とLPCM(Linear Pulse Code Modulation)オーディオファイルに対応する。
3Dサブタイトル生成のアシスト的な位置づけの編集アプリケーションZ Depthは、Vegas Pro 9に対応、3D Blu-rayプロジェクトにおける必要なオフセット・メタデータファイルを生成し、エディタが正確に3D空間のサブタイトルを作り上げるサポートをするという。
Z Depthで生成したメタデータ情報は、どのプロファイル5の3Dタイトルをオーサリングするアプリケーションでも対応できる。Z Depthを使うにはVegas Pro 9を連動する必要があり、またデータ入力には、Presonusフェーダーポートを推奨している。
両製品は2010年6月よりリリース予定。価格はまだ発表されていない。