株式会社アーニス・サウンド・テクノロジーズ(京都府京都市)は、「SoundLocus」のWindows版に加え、Mac版(日本語マニュアル版)を、6月2日より発売開始すると発表した。

SoundLocusは、モノラルを始めステレオやマルチチャネルの音源をバイノーラルエンコードし、音場空間への音像定位や音像移動を行うことができるソフトウェア。PC上でのリアルタイム処理により、アーティストがその場で思いのままに、音の空間演出をする事が可能。また、録音済みの音源を仮想的に空間へ配置することができ、音楽制作を始め、ゲームやドラマなど様々な音響制作場面で利用できるという。

さらに、携帯音楽プレーヤ・電子書籍機器などの聴取においては、音を頭外へ定位する事ができる。画像・動画との組合せでは、画面上に映っていない画面外側の空間も音響による演出が可能となる。

今回、3D入力画面や業界DAWなどとの連携が可能なRewire機能、サラウンドモード等の機能はそのままに、Mac版では今後を見据え、Mac OS X 10.6.以上での対応、頭部画像の自動トランスペアレンシー制御、軌跡同士をシームレスに接続可能なスムージング機能など、更なる追加・改良を加えている。Windows版については、登録ユーザに対する無償アップデートで対応予定だ。

同製品のMac版では、OSがMac OS X 10.6以上で、CPUがIntel Core 2 Duo 2GHz以上、メモリ2GB以上、音声出力デバイスCoreAudio(内蔵デバイス含む)が必要となる。価格は、Mac版/Windows版共にメーカー希望小売価格で65,000円(税込)。