日本ビクター株式会社(神奈川県横浜市)は、大型商業施設や工場・倉庫、パーラー・アミューズメント施設などにおいて、迅速な顧客サービスの提供を実現するスタッフ間のコミュニケーションツールとして、デジタルワイヤレスインターカムシステム「WD-3000シリーズ」を発売した。メーカー希望小売価格はいずれもオープン価格。
同システムは、秘匿性に優れ、無線局免許不要の1.9GHz帯デジタルコードレス電話規格を採用し、盗聴・混信を防止。また、ユニット単位での増設が可能で、メインコントローラー1台のシンプルシステムからサブコントローラーを組み合わせた大規模なフルシステムまで構築可能。さらに、子機、多機能操作器、音声入出力ユニットなどを合わせ、最大96者間の同時通話と、最大8グループまでのグループ運用などができるという。
なお、同シリーズはメインコントローラー「WD-M300」、サブコントローラー「WD-M310」、多機能操作器「WD-MC30」、音声入出力ユニット「WD-AF30」、セルステーション「WD-T300」からなり、子機6台の小規模システム価格が200万円になる。また、同社では東京を皮切りに全国主要7都市で開催される「JVC ソリューションフェア2010」に同システムを出展しているという。