米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されるコンピューターグラフィックスの展示会「SIGGRAPH 2010」において、キーノートとして、ピクサーアニメーションスタジオのゼネラルマネージャー兼プロダクション担当副社長のジム・モリス氏の基調講演が行なわれることが決まった。モリス氏は2005年よりピクサースタジオに在籍、モーションピクチャー業界にて23年間以上もの制作プロデューサーとしての実績を持つ。
同スタジオのエグゼクティブチームの一員として、「Ratatouiile(邦題:レミーのおいしいレストラン)」、「Up(邦題:カールじいさんの空飛ぶ家)」 や 「Toy Story 3」を手掛けた。 2009年には、「WALL•E」でベストアニメーション作品に贈られるオスカー賞を受賞、またProducer’s Guild of Americaで年間のベスト・プロデューサー賞を獲得した。 現在、モリス氏は、2012年に公開に向けて制作中の実写「John Carter of Mars(邦題:火星のプリンセス)」をプロデュースしている。
モリス氏は、ピクサースタジオの前は、ルーカスフィルムにて17年間所属し、Lucas Digtital Ltdの社長として11年間、Industrial Light & Magic(ILM)、Lucasfilm AnimationおよびSkywalker Soundの経営任務を務めた。そして、ILMでは「ターミネーター2」、「フック」、「ロケッティア」、「バックドラフト」、「スタートレックVI」や「ダイハード2」など、数多くのヒット作品のビジュアルエフェクト・スーパーバイザーを務めた。