米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されるコンピューターグラフィックスの展示会「SIGGRAPH 2010」では、7月26日(月)の9時よりWest Hall Bの大会場にて、「All About Avatar(アバターの全て)」と題したセッションが開催される。
議長には、「スピードレーサー」、「2012」などのCGスーパーバイザーを務めたGradient Effectsのジム・ヒリン氏が務める。セッションは大きく4つのトピックに分かれ、Weta Digitalプロダクションのエキスパート達が、アバター制作における今までにない挑戦とテクニカルのノウハウが紹介される。
- 「Virtual Production Stage」
全てのキャラクターとアセットがバーチャルであったアバターの制作プロセスにおける映画製作者の新しい挑戦とは。
解説:Weta Digital、デヤン・マムクロビッチ氏 - 「Character and Environment Lighting Challenges on “Avatar”」
ライティング技術に注力できる、フレキシブルなパイプラインに焦点を当てて説明。
解説:Weta Digital、ケビン・スミス氏 - 「Volume Rendering for “Avatar”」
Wetaでは、膨大なエレメントのリアルスティックなステレオレンダリングをどのようにこなしていったか、独自エンジンを組み合わせたインテグレーションを含めて説明。
解説:Weta Digital、アントニー・バザー氏、マーク・ダビエス氏 - 「Compositing “Avatar”」
Weta DigitalのコンポジットパイプラインをAvatar制作でどのように適応させたかの概要が解説される。 ステレオコンポジットとステレオ画像の扱いを簡易化し、また、どのようにマスクをレンダリングせずにレイヤーを合成していったか、などが説明される。
解説:Weta Digital、ピーター・ヒルマン氏、エリック・ウィンクイスト氏、The Moving Picture Companyマシュー・ウェルフォード氏