米NewTekは現地時間7月26日に、ロブ・パワー氏が3D開発担当副社長に就任したことを発表した。
パワー氏は今後、フィルムプロダクション業界に実績を積み重ねてきたビジュアルエフェクツ技術を同社開発の3D製品に反映させていくという。エンターテインメント&メディア開発のシニアディレクターとして、NewTekと業界のスタジオや3Dアーティスト達間のリアゾン的存在として、LightWave製品の良さを語りつなぐと共に開発側に現場の声を伝える役目を行っていく。
パワー氏は、3D映画「アバター」制作において、監督のジェームス・キャメロン氏のもとでアニメーション・テクニカル・ディレクターおよびビジュアルアート部門のスーパーバイザーを務めた。その他、「エイリアンズ・オブ・ザ・ディープ 」制作ではCGスーパーバイザー、「タンタン」ではビジュアルアート部門のスーパーバイザーを務めた。その他にも「ミクロキッズ(Honey, I Shrunk the Kids)」と「ザ・ワン」の制作に携わり、ダンシングベイビーが登場する「アリーmy Love」ではリードアニメーターとして活躍した。
2005年には、マイクロソフト、AMDとNewTekとタイアップし、史上初の64bit OSでアニメーション制作を成し遂げ、ビルゲーツ氏のWindows 64bit OS発表の基調講演にて話題として取り上げられた。
パワー氏は、南カリフォルニア大学でシネマプロダクションを専攻、米アカデミー・オブ・モーションピクチャーズで学んだ。