Vizrtは、IBC2010にて、気象予報番組に特化した3Dグラフィックソリューション「Viz Weather」と「Viz World」の最新バージョンを展示する(Hall 2、Stand B10)。

Viz Weather は、テンプレートベースのリアルタイム3Dグラフィック生成ソリューションで、気象データを高解像度のグラフィックスとアニメーションを自動的にトリガーし、リアルタイムで気象3Dグラフィックスを生成する。Viz WeatherとViz Worldを組み合わせると独自のハイクオリティな地図上の天気予報番組用3Dグラフィックスを生成できる。

Viz Weatherの最新バージョン2.2は、生成したグラフィックスをViz Content Pilot、Viz Trio、Viz MultichannelといったViz社製のプレイアウトシステムから送出できるインターオペラビリティ性が向上した。またKLMベースの気象データを取り込むことができるようになり、またモデルデータとイメージシーケンスを含む気象データによるパーティクル・シミュレーションなど、多様な新機能が搭載された。

VizWorldの最新バージョン10.2は、旧バージョンViz Curious Mapsから名前を変えたものでVizクライアントアプリケーションを構築でき、独自のエンジンによりリアルタイムで地図グラフィックスを再生できる。VizWorldもKLMフォーマットデータを取り込んで使えるようになった。

VizWeatherソリューションならば、グラフィックス部門から地図が出来上がるのを待たずに、ブロードキャスト側のプロデューサやCGオペレータだけでも天気ニュース番組用のグラフィックスを作り上げるワークフローが実現するという。