加ミランダ・テクノロジース社は、英オムニバス・システムズ社を買収することを明らかにした。オムニバス・システムズ社は、デバイスオートメーションやメディア管理、コンテンツ配信ソリューションを有する企業で、買収額はおよそ約4600万ドル。オムニバスを所有する、ロンドンのベンチャー・キャピタル会社、Palamon Capital Partnersとの取引は現金とクレジットで融資される。

モニタリングおよび送出部分の技術を持つミランダとしては、オムニバスのソフトウェアベースのメディア管理やOmniBus iTXといったオートメーション技術を融合することで、放送事業者にワンパスの運用効率の良いソリューションを提供できるとしている。

今後においてオムニバス側は、しばらく現在のオムニバス経営側の管理のまま事業が進められ、来年2011年4月に開催されるNABにおいて、オムニバス社名および製品名はミランダブランドへと変わる。ミランダは、オムニバス・システムズのコロッサス・マルチチャンネルオートメーションシステムといった、レガシー製品のサポートも引き継いでいき、今世代のiTXアーキテクチャベースのオートメーションへの移管を進めていくという。

iTXプラットフォームのオートメーションシステムは、ABC、AT&T、BBC、Direct TV、Discovery、E!、FOX、ターナーや日本のスカイパーフェクTV!など、世界にまたがって採用されている。