米Sony Creative Software、株式会社フックアップ(輸入代理店)、ソニービジネスソリューション株式会社は、IBC2010にてノンリニアビデオ編集ソフトウェア「Vegas Pro 10」のリリースを発表した。
IBCの発表に合わせて国内での発表もさる9月16日行われた。最新版となる「Vegas Pro 10」は、前バージョン同様に、64bit / 32bitの両バージョンが用意されている。注目の新機能は、ステレオスコピック3D編集にも対応したところだろう。サイド・バイ・サイド, トップ・アンド・ボトム, ライン・バイ・ ラインなど各種3Dビデオ形式で出力、3D対応機器でのプレビューが可能になった。
その他の新機能でも、DSLRメディアの対応など新技術を迅速に取り入れる部分は毎回評価に値する。さらにOpen Effects Association (OFX) 規格をベースとしたビデオプラグインSDKにより、GenArts社のSapphire 5などサードパーティのエフェクトに対応可能になった。もちろんこれまで同様4Kビデオ編集やさまざまなビデオファイルフォーマットのインポート、エクスポートおよびBlu-ray Disc、DVDへの書き出しをサポートなどオールラウンドな機能を持ち合わせている。
発表会ではディレクターの坪井昭久氏による新機能デモが行われた。氏はVegasがリリースされた頃からのユーザー。何よりも軽くて編集が機能的であり、時間の無いフリーディレクターにとって必然的にVegasを選択することになったという。なお日本語版「Vegas Pro 10」の発売日や価格は、10月下旬に予定されている。詳細が入り次第お伝えしていく予定だ。