ブロードキャストおよびクリエイティブサービスを提供している英テクニカラー社から第3四半期の結果が公開された。収入は総額9億600万ユーロで、昨年同期よりも現在のレート為替換算で12.9%上昇、一定の為替レートでは7.2%の上昇だという。この数字は、グラスバレーとメディア・ネットワークス (PRN、スクリーンビジョン) 事業の分は含まれていない。

決算報告書には、2社について簡単に説明がされていた。2010年7月にIT関連を中心に投資を行っている米フランシスコ・パートナーズ社が、テクニカラーよりグラスバレー・ブロードキャスト&プロフェッショナルビジネス部門の買収する契約し、移行作業を2010年末までに完了することを発表していたが、グラスバレー企業再構築に関して、フランスも含めて従業員代表者との協議は成立されているという。また、米スクリーンビジョン株の50%(現金6000万ドル)を米Shamrock Capital Growth Fund IIへ売却しており、売却金は2010年の上期四半期に財政企業構築の一部として発行された手形に適応される。

テクニカラー社の最高経営責任者フレデリック・ローズ氏は、当社の3事業部(テクノロジー、エンターテイメント・サービス、デジタル・デリバリー)がこの四半期の収入が昨年同期に比べて2桁の成長を成し遂げたことに満足している、と報告書面でコメントを寄せている。