総務省は11月1日に、国の補助金を活用して「デジアナ変換サービス」を実施する事業者99事業者(162施設)を発表した。来年7月24日までには、ケーブルテレビに加入している2450万世帯のうち1420万世帯(58%)に対して、デジアナ変換サービスが提供されることになるという。

ケーブルテレビ加入世帯数は、501端子以上の自主放送を行うケーブルテレビ施設の加入世帯2471万世帯からアナログ放送停波時に廃止する施設分を除いた平成22年3月末現在の数字。「デジアナ変換」は、ケーブルテレビのヘッドエンドにおいて地上デジタルテレビ放送をアナログ方式に変換して各家庭に配信するもの。2015年3月末までの暫定的措置として国がデジアナ変換の導入を促進することとし、導入費用の2/3を国が補助することになっている。

総務省は同様のスキームで実施する事業者について、本年内に第2回目の公表を行う予定でいる。