東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は11月17日、「フレッツ光」を活用した「フレッツ・マーケット」と家庭用クラウド端末「光iフレーム」の提供を開始すると発表した。ユーザーは「フレッツ・マーケット」と端末パネル「光iフレーム」をセットで使うことで、「ニュース」「天気」「電子チラシ」「レシピ」等の最新情報を収集し活用できるようになる。サービスは、2010年11月25日より開始予定。光iフレーム端末パネルは購入のほかにもレンタルが月額315円で可能。
「フレッツ・マーケット」は月額210円。 「光iフレーム」には直感的な操作が可能なタッチパネル式の端末が3種類用意されており、OSにAndroidが実装されている。いずれも無線LANに対応しており、WiFi通信を利用して、インターネットの閲覧も可能。フォトフレーム型端末ならば、家中で持ち運びもできる。「フレッツ・マーケット」は、サービス提供者から会員等特定のメンバーに対してリアルタイムで情報を配信できるサービス。オープンな仕様を採用し、開発ツールの提供やサービス提供支援体制を構築することにより、多くのサービス提供者にとって参画しやすい仕組みとなっている。配信予定アプリケーションは現在、50種類程度が公開されている。
NTT東日本では、2009年12月より約1,000名のモニタを対象に「待受情 報配信サービス」「光iフレーム」(ともに当時、仮称)についてフィールドトライアルを実施した。トライアル終了後は、企業や自治体等と連携の上、各種のコミュニティにおいて同様のトライアルを実施してきており、これらの結果を踏まえ、今回のセットサービスを開始することとなったという。
NTT東日本では、サービスの提供モデルは、従来からのインターネットを使ったデジタルサイネージ用途だけではなく、地域特化型による「地域コミュニティモデル」、「自治体モデル」、「ネットスーパーモデル」、「マンションディベロッパーモデル」といったサービスモデルも想定している。