米CineForm社と米AJA社がタイアップし、3Dワークフローによる作業効率を向上させている。CineForm社からの発表によると、AJA社の最新マルチフォーマット対応ビデオI/Oカードの「KONA 3G」を使ってステレオ3Dコンテンツを編集するプロダクションワークフローの効率化を図るため、両社共同で開発を行ったという。

AJA社では、KONA 3Gのコントロールパネル用ソフトウェアのインターフェースでCineForm 3Dファイルをダイレクトにインジェストおよび出力ができるようにしたKONAソフトウェアバージョン8.1を開発した。CineForm社の「Neo3D」は、ステレオスコピック映像作品の制作に特化した機能とワークフローをAdobe Premiere ProやApple Final Cut Proに追加するソフトウェアである。

KONA 3Gは非圧縮 SD/HD/Dual-Link HD/3G/2K対応のキャプチャカード。HD-SDI経由でリアルタイムに左右眼用ソースをキャプチャでき、ステレオモードのHSDCAM SRで収録したソースにも対応できるという。キャプチャされた左右眼それぞれのソースは、マルチプレクスされてCineForm 3Dファイル化され、即座にCineForm Neo3Dソフトウェアが起動しているApple Final CutProやPremiere Proといった、編集ソフトウェア上で編集ができる。また、KONAソフトウェア8.1ではCineForm4:2:2 2Dメディアファイルの記録および出力も可能となった。この最新KONAソフトウェアは既にリリースされている。